日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は66円安、ソフトバンクなどが下落

2014年9月10日 09:31

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記事提供元:フィスコ


*09:34JST 日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は66円安、ソフトバンクなどが下落

【日経平均は66円安、ソフトバンクなどが下落】

9時31分現在の日経平均株価は、15682.55円(前日比-66.60円)で推移。日経平均は反落で始まった。9日の米国市場では、連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が再燃しているほか、大手行への資本規制を一段と強化するとの観測が嫌気され、金融セクターを中心に売りが先行。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の15670円となり、これにサヤ寄せする格好から始まった。

売買代金上位ではソフトバンク<9984>、みずほ<8411>、住友鉱<5713>、富士重<7270>、ミクシィ<2121>、JT<2914>、ファーストリテ<9983>などが下落。一方で、トヨタ<7203>、ファナック<6954>、キヤノン<7751>がしっかり。セクターでは、石油・石炭、鉱業、電力・ガス、その他製品が小じっかりで始まり、一方で、非鉄金属、証券、ガラス・土石、不動産、その他金融、パルプ・紙、化学などが軟調。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに下落しており、小型株指数の下げが目立つ。

【ドル・円は106円07銭、日米金利差の拡大を意識したドル買いは継続との見方】

ドル・円は106円07銭付近で推移。日経平均株価は反落スタートだが、ある程度の株安は織り込み済み。株安を意識したリスク回避的な円買い・米ドル売りが増える状況ではないとみられている。日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りは継続するとの見方が多く、ドル・円は106円台を維持する見込み。

■今後のポイント

・105円90銭以下に個人勢などのドル買い興味が残る
・日米金利差の拡大を意識したドル買い継続

9時31分時点のドル・円は106円07銭、ユーロ・円は137円35銭、ポンド・円は171円18銭、豪ドル・円は97円70銭付近で推移している。《KO》

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