関連記事
今日の為替市場ポイント:ドル・円は08年10月以来の水準まで円安進行
記事提供元:フィスコ
*08:26JST 今日の為替市場ポイント:ドル・円は08年10月以来の水準まで円安進行
昨日8日のドル・円相場は、東京市場では104円99銭から105円23銭で推移。欧米市場では一時106円09銭まで上昇し、106円03銭で取引を終えた。
本日9日のドル・円は、106円前後で推移か。米国の早期利上げ観測が再浮上しており、リスク選好的なドル買いは継続する見込み。日経平均株価が続伸した場合、ドル・円は106円50銭近辺まで買われる可能性がある。
8日の欧米市場でドル・円は2008年10月以来となる106円09銭までドル高が進んだ。市場関係者の間では、年内に1ドル=110円台までドル高・円安が進行するとの見方が広がっているようだ。
黒田総裁はドル高・円安の進行を歓迎しているのかもしれない。物価上昇率2%を達成するためにはある程度の円安は必要との見方は多いが、円安が進行すれば、日銀は追加緩和を行う必要がなくなる。
ただし、円安進行によって物価が上昇すれば、実質賃金は低下する可能性が高い。賃金低下は消費を抑制し、経済成長を阻害する。外需の伸びは期待できないだけに、7-9月期の国内総生産はある程度回復しても10-12月期以降における経済成長は再び鈍化する可能性がある。《KO》
スポンサードリンク

