アベノミクスに失望しているのは個人投資家

2014年9月1日 08:02

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記事提供元:フィスコ


*08:03JST アベノミクスに失望しているのは個人投資家
日経平均株価は地政学的リスクによる一時の急落から戻しているものの、上値は重く、諸外国に比べて低調なパフォーマンスが続いている。報道によると海外の投資家がアベノミクスに失望し始めているという論調もあるが、8月の第三週の投資主体別売買動向をみると、外国人は約1500億円買い越しており、直近3ヶ月でも約7000億円買い越している。これに対して大きく売り越しているのが日本の個人投資家で、投信も合わせると同週に約3000億円も売り越しており、直近3ヶ月では約2.3兆円も売り越している。今年から鳴り物入りで始まった個人の少額投資非課税制度(NISA)においても実際の稼働率は約3割にとどまる。一応NISA口座は開設したものの7割の人は実際に投資をしていないということだ。現状ではアベノミクスに失望(ないし期待していない)のは外国人ではなく、日本の個人投資家ということが言える。政府は少額投資非課税制度(NISA)の増額を検討しているようだが、NISAの枠だけ増額しても、アベノミクスの第三の矢を放たなければ、失望している個人の投資額は増えないだろう。《YU》

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