概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は5営業日続伸、預金準備率の引き下げを好感

2014年8月21日 09:54

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記事提供元:フィスコ


*09:54JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は5営業日続伸、預金準備率の引き下げを好感

【ブラジル】ボベスパ指数 58878.24 +0.73%
20日のブラジル市場は5営業日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比428.95ポイント高(+0.73%)の58878.24で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは49、値下がり19、変わらず2と買いが優勢。金融を除くすべてのセクターが上昇し、中でも石油・ガスや公益に買いが集中した。

おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を拡大させた。預金準備率の引き下げが好感された。ブラジル中央銀行は20日、景気対策の一環として市中銀行の預金準備金を計150億レアル(約6878億円)引き下げると発表。また、中銀は最大1400億レアルの資金を投入するほか、預金準備金から100億レアルを貸し出しに回す方針を示した。これにより、計1500億レアルの資金は貸し出しに回される見通しだ。

【ロシア】MICEX指数 1447.50 +0.69%
20日のロシア市場は9営業日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比9.90ポイント高(+0.69%)の1447.50で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは36、値下がり13、変わらず1と買いが優勢となった。

前半は売り圧力の強い展開を示したが、後半に上げ幅を徐々に拡大させた。ウクライナ不安の後退が引き続き支援材料。ロシア政府は19日、プーチン大統領が26日にベラルーシのミンスクで開催される会合に参加し、ウクライナのポロシェンコ大統領と会う予定だと発表した。ウクライナ東部における親露反政府勢力と政府軍の戦闘が続いているものの、今回の会談で緊迫するウクライナ情勢が大幅に緩和されるとの期待が高まっている。

【インド】SENSEX指数 26314.29 -0.40%
20日のインドSENSEX指数は7営業日ぶり反落。買い先行で始まった後に利益確定売りに押された。指数は足元で6連騰し、2日連続で過去最高値を更新した後とあり、目先の過熱感から利益確定売り圧力が強まった。また、HSBCは最新リポートで、インド株の投資判断を「ニュートラル」に据え置いた。「オーバーウエート」に上方修正しなかった理由について、インド株の割高感や外資のウエートが引き続き高い水準を維持していることが挙げられた。

【中国本土】上海総合指数 2240.21 -0.23%
20日の上海総合指数は4営業日ぶり反落。総じて軟調に推移。連日で年初来高値を更新した後とあり、目先の利益を確定する動きが強まった。また、証券当局が前日夜、新規株式公開(IPO)再開後の第3陣となる11社の上場を認可したことで需給面での警戒感が浮上。加えて、中国銀行の決算を受け、銀行の不良債権増大が警戒された。ただ、香港との株式相互取引をにらんだ資金流入期待は持続しており、後場には小高くなる場面もあった。《FA》

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