【木村隆のマーケット&銘柄観察】富士通はIT投資回復を背景にテクノロジーソリューションが牽引

2014年8月21日 09:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  富士通 <6702> が出直りの構えだ。8月1日に今3月期の好業績見通しを背景に出直ったかに見えた。しかし好業績については短期間で織り込み済みとの認識が強まっているが、今期業績については総額修正との見方が強く、アナリスト筋は強気の見方を変えていない。

  携帯電話やPCの販売好調に加え、テクノロジーソリューション部門の堅調な拡大が牽引し、今2015年3月期の第一四半期の業績は、営業利益は73億円(前年同期は107億円の赤字)と黒字に転換した。

  同社の主力はテクノロジーソリューション部門。2013年第3四半期以降、前年同期比増収に転じ、直近の2015年第1四半期も4.5%増と、7四半期連続で増収となるなど好調を持続。I

  円安による海外の販売増に加え、国内のIT投資増加も寄与してきたことが背景だ。通信、製造、流通など一般企業の投資が回復傾向にあることが貢献している。今後も国内のIT投資は回復が続く見込みであり、テクノロジーソリューション部門の牽引が続きそうだ。

  携帯電話やPCが主力商品であるユビキタスソリューション部門も品揃えの強化や、PCの法人開拓などが貢献し回復が本格化してきた。デバイスソリューション部門は半導体市況の緩やかな回復や、デジタルAVの生産数量の持ち直しが見込まれる。

  その結果、今3月期の見通しは会社側見込みの営業利益1850億円を上回る1940億円程度に増額の可能性が強い。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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