世界的指揮者ロリン・マゼール氏死去

2014年7月14日 15:28

印刷

記事提供元:Billboard JAPAN

 指揮者や作曲家として世界的に活躍するロリン・マゼール氏が肺炎の合併症のため、米バージニア州の自宅で7月13日に84歳で死去した。

 マゼール氏は、1930年パリ生まれのアメリカ人。8歳で指揮者として初舞台を務め、1953年にイタリアのマッシモ・ベリーニ劇場でヨーロッパ・デビューを飾った。1960年にはアメリカ人として初めてバイロイト音楽祭で指揮をし、その後もベルリン・ドイツ・オペラ芸術監督兼首席指揮者、ウィーン国立歌劇場音楽総監督、クリーブランド管弦楽団音楽監督、バイエルン放送交響楽団の首席指揮者、ニューヨーク・フィルハーモニック音楽監督などを歴任した。日本では1963年以降、何度も来日しており、2013年にはミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団とともに来日公演を行った。

 今回の訃報に際し、指揮者の小澤征爾氏は、「マゼールさんの突然の訃報に驚いています。ブザンソンのコンクールで私が賞を受けた時以来の付き合いです。 アバド、メータ、ムーティや私の世代で、一番のトップを走っていたのがマゼールさんでした。 さびしいです。」 と、コメントしている。

■関連記事
リヨン歌劇場引っ越し公演、歌劇「ホフマン物語」万雷の拍手の中、初日開幕
ソ・ジソブ主演「ファントム」が8月から「Dlife」で放送スタート! 制作発表会の模様を蔵出し公開!!
miwa 復興イベントテーマ曲書き下ろし、パリから被災地100人の中高生と歌唱
夏の夜を彩るメロウなグルーヴと心に染み込むメロディ。マーヴィン没後30年をデヴィッドのギターで振り返る宵にようこそ!
高嶋ちさ子、ニューアルバム『COLORS ~BEST SELECTION~』初登場第1位

※この記事はBillboard JAPANより提供を受けて配信しています。

関連記事