筑波大、神経も筋肉もない平板動物を日本各地で確認

2014年6月20日 23:23

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平板動物。前後、左右の区別はなく、体中に生えた繊毛を使って水槽の底をいろいろな方向に這い回る。大きさは約1mm(筑波大学の発表資料より)

平板動物。前後、左右の区別はなく、体中に生えた繊毛を使って水槽の底をいろいろな方向に這い回る。大きさは約1mm(筑波大学の発表資料より)[写真拡大]

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 筑波大学の中野裕昭助教は、神経細胞も筋肉細胞も持たない「平板動物」を、日本各地で採集することに成功した。

 平板動物は、消化管・呼吸器・神経細胞・筋肉細胞などを持たない単純な構造をしており、古くから進化科学の研究対象として注目を集めていた。しかし、野生からの採集は困難で、1977年以来、日本での研究はあまり活発におこなわれてこなかった。

 今回の研究では、能登、館山、菅島、下田、白浜、瀬底の6ヶ所で採集をおこない、いずれも平板動物を発見することに成功した。北は石川県から南は沖縄県までの地域で発見されたこと、下田では12月~2月・白浜では12月に発見できたことから、これまで熱帯と亜熱帯に生息されていると考えられていた平板動物にも耐寒性があることが認められた。

 今後は、平板動物のDNAの塩基配列を解析することで、地域間特性や海外の平板動物との縁類関係を調べていく予定だという。

 なお、この内容は6月19日に「Scientific Reports」に掲載された。

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