短期的な需給要因に振らされている面も/ランチタイムコメント

2014年6月10日 12:08

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記事提供元:フィスコ


*12:08JST 短期的な需給要因に振らされている面も
 日経平均は反落。65.85円安の15058.15円(出来高概算10億株)で前場の取引を終えた。9日の米国市場の上昇の流れを受けて、小幅に上昇して始まった。その後15184.77円まで上げ幅を広げる局面もみられたが、ソフトバンク<9984>への利食いの動きや、切り返しをみせたファーストリテ<9983>が再び下げに転じるなか、日経平均はじりじりと下げ幅を広げている。
 セクターでは銀行、陸運、金属製品、食料品、保険、鉄鋼などがしっかり。一方で、パルプ紙、証券、情報通信、海運、その他金融などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数がいずれも下げているが、小型株指数の弱さが目立つ。この流れにより、マザーズ指数は2%を超える下げとなっている。
 ソフトバンク<9984>、ファーストリテ<9983>が重しとなる格好。足元で強い値動きが続いていた中小型株なども利益確定に向かわせている。ただ、サイバーダイン<7779>はプラスに転じているほか、一時12260円まで下げ幅を拡大させていたミクシィ<2121>は40円高の13060円で前場の取引を終えるなど、短期的な需給要因に振らされている面もある。
 一方で低位の含み資産関連の一角が動意付くなど、過熱感が警戒されている中では、より出遅れている銘柄などに資金シフトが意識されやすいだろう。もっとも、強いトレンドの銘柄などにはショートも積み上がりやすく、その後のリバウンド力は強そうである。(村瀬智一)《FA》

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