前場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクや中小型株の動向を注視

2014年5月20日 08:15

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記事提供元:フィスコ


*08:16JST 前場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクや中小型株の動向を注視

20日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:米モメンタム株上昇の流れにやや安心感も
■外資系証券の注文動向:差し引き1110万株の売り越し
■前場の注目材料:米モメンタム株の上昇に安心感もソフトバンク<9984>や中小型株の動向を注視

■米モメンタム株上昇の流れにやや安心感も

☆日経225想定レンジ:上限14200円-下限13900円

20日の東京市場はこう着感の強い相場展開が続きそうである。19日の米国市場はハイテクや小型株を買い戻す動きが強まり、ダウ、ナスダックともに上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の14125円だった。この流れを引き継ぐ格好から、買い先行の展開になりそうである。

米モメンタム株の買い戻しがみられたことによる安心感から、ソフトバンク<9984>のほか、新興市場の中小型株などには、短期筋のリバウンド狙いが意識されそうである。もっとも、225先物は19日のナイトセッションで一時13900円を付ける局面があった。19日の日経平均についても瞬間的に14000円を割り込む局面をみせたが、これで底打ちとなるかを見極める必要がありそうだ。

また、日銀は20日から21日に金融政策決定会合を開く。消費増税後の日銀の景気判断が注目される。「緩やかな回復」との基調判断は据え置き、設備投資の判断を上方修正する方向で議論するとみられている。追加の金融緩和策は無いとの見方がコンセンサスではあるが、結果を受けた市場反応を見極めたいとする流れもあり、積極的な売買は手控えられそうである。

■外資系証券の注文動向:差し引き1110万株の売り越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り2200万株、買い1090万株、差し引き1110万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

5月13日(火):940万株の買い越し
5月14日(水):1250万株の売り越し
5月15日(木):280万株の売り越し
5月16日(金):440万株の売り越し
5月19日(月):780万株の売り越し

■前場の注目材料

・米モメンタム株の上昇に安心感もソフトバンク<9984>や中小型株の動向を注視
・東芝<6502>、米グーグルの新型スマホ向けに半導体を供給へ
・ヤフー<4689>がイー・アクセスの買収を中止

☆前場のイベントスケジュール

<海外>

10:30 豪準備銀行5月理事会議事録《KO》

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