NY金:反発で1293.8ドル、インド新政府による金の輸入規制緩和への期待感が浮上

2014年5月20日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:04JST NY金:反発で1293.8ドル、インド新政府による金の輸入規制緩和への期待感が浮上

NY金は反発(COMEX金6月限終値:1293.8 ↑0.4)。インド総選挙で最大野党のインド人民党が圧勝したことを受けて、世界第2位の金消費国インドの新政府が、金の輸入規制を緩和するとの期待感が浮上し、思惑的な買いが強まったといわれ、寄り後まもなく高値1305.70ドルまで上昇した。

格付け会社ムーディーズは19日、今回のインド総選挙の結果に対して、「安定的政府が経済の課題に対処する可能性を高めるため、インドの信用格付けにとってポジティブ」との見解を表明している。なお、欧州中央銀行(ECB)も19日、ユーロ圏、スイスとスウェーデンの中銀が金取引の協調で新合意を締結と発表。声明で「金は依然として準備資産の重要な一部」としたことも好感されたもよう。ただ、金相場はその後、利食いなどとみられる売りが優勢になり、一時1293.0ドルまで下落した。《KO》

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