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後場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクや中小型株の下落が重しに
*12:15JST 後場に注目すべき3つのポイント~ソフトバンクや中小型株の下落が重しに
19日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・売り方優位の需給関係に
・ドル・円は101円57銭付近、ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開
・ミクシィ<2121>が急落、中小型株も需給不安から売り優勢の展開
■売り方優位の需給関係に
日経平均は小反発。10.15円高の14106.74円(出来高概算7億4000万株)で前場の取引を終えた。先週末の米国市場の上昇のほか、朝方発表された3月の機械受注が予想を大きく上回ったことなどを受け、買いが先行した。しかし、寄り付き直後につけた14150.50円を高値に、その後は上げ幅を縮める展開となり、一時14075.63円と下げに転じる局面をみせていた。
指数インパクトの大きいところでは、高安まちまちであり、東エレク<8035>、アステラス<4503>が堅調。半面、買いが先行したソフトバンク<9984>が下げに転じており、上値の重しに。東証1部の騰落銘柄も値上がり852に対して値下がり791、変わらず164と、まちまち。規模別指数では大型、小型がマイナス、中型株指数がプラスと、こちらもまちまちだった。
ソフトバンク<9984>が下げに転じてしまっているほか、朝方に急動意をみせていたミクシィ<2121>についても急速に値を消す展開となり、逃げ足の速い資金が中心のようである。予想を上回った3月の機械受注を受けて、20-21日の日銀の追加の金融緩和策への期待感はさらに後退する格好であり、手掛かり材料に欠ける格好でもある。
また、ジャスダック平均は0.61%の下げ、マザーズ指数が3.42%の下げとなるなか、個人のセンチメントは後退している状況であろう。サイバーダイン<7779>なども大幅に続落となるなか、売り方優位の需給状況に映る。ショートカバーが強まる状況になるまでは、戻り売りスタンスでの対応になろう。また、心理的には日経平均がいったん14000円を割り込んでこないと、押し目買いも入りづらそうだ。
■ドル・円は101円57銭付近、ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開
ドル・円は101円57銭付近で推移。ドル・円は、米国10年債利回りの低下、ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3697ドルから1.3707ドルで推移。6月の欧州中央銀行定例理事会での追加緩和観測、ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、139円12銭から139円25銭で推移。
12時14分時点のドル・円は101円57銭、ユーロ・円は139円24銭、ポンド・円は170円91銭、豪ドル・円は95円10銭付近で推移している。
■後場のチェック銘柄
・ポジティブ材料も需給悪化でソフトバンク<9984>はマイナス転換
・ミクシィ<2121>が急落、中小型株も需給不安から売り優勢の展開
・手掛かり材料不足で需給動向を見極める展開が継続、見送りムードが強まりそう
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
13:00 マンション発売(4月)
15:30 米倉経団連会が定例記者会見、退任前最後の会見《KO》
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