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【木村隆のマーケット&銘柄観察】アズマハウスは営業活動を多様化し中期成長を目指す
アズマハウス<3293>(JQS)は、5月14日に今2015年3月期を初年度とする中期経営計画を策定し、発表した。骨子は3つ。和歌山県最大の住宅販売実績と、上場会社としての知名度を背景に更に営業活動を強化し既存マーケットエリアのシェア拡大を図通じ、既存事業を強化する。堺支店に加え、この4月に大阪・狭山金剛店を開設、大阪府下での知名度向上を図るなど、マーケットエリアも拡大する。さらに、サービス付き高齢者向け住宅建築受注獲得など、土地有効活用事業の拡充を目指す。
そうした各種営業活動の積極化で、2017年3月期に売上げ136億円(前2014年3月期132億2600万円)、経常利益18億500万円(同15億7200万円)の確保を想定している。
中期経営計画の発表と同時に明らかになった業績も好調である。前2014年3月期は売上げ132億2600万円(前々期比32.1%増)、経常利益15億7200万円(同28.9%増)と大幅な増収益を達成した。
今2015年3月期については売上げ132億8600万円(前期比0.4%増)、経常利益16億7500万円(同6.5%増)の見通しでスタートする。しかし、前期の受注高は104億円と、前年同期比2.3%増を確保しており、今期も順調な推移が想定される。4月からの消費税増税を踏まえ、その影響を大きめに見積もったものと推定される。中期的な良好見通しを踏まえると、今後増額への機運が強まる可能性もありそう。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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