キーウェアソリューションズ:14年3月期は増収ながら大幅減益

2014年5月15日 07:10

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■今期はビジネス・チャンスの拡大が見込まれ、増収大幅増益を見込む

 キーウェアソリューションズ<3799>(東2)は14日、14年3月期連結業績を発表した。

 同社が属する情報サービス業全体の売上高は昨年8月より7カ月連続で前年同月比プラスとなり事業環境は好転しているが、一方でクラウドサービスの本格化など、競争環境は激化しており、収益確保が困難な状況であった。

 そのため、同社の業績は、売上高172億円(前年同期比5.3%増)となったものの、利益面では、営業利益3億68百万円(同31.3%減)、経常利益3億67百万円(同30.0%減)、純利益2億40百万円(同58.7%減)と大幅減益となった。

 事業別にみると、コンピュータソフトウェアの開発を受託して行う事業の公共システム開発事業は、売上高1.4%減、営業利益51.0%減と減収減益、一方のネットワークシステム開発事業は売上高20.8%増、営業利益285.8%増と大幅増収増益であった。

 お客様の経営課題を解決するための経営とITの統合コンサルティングからシステム開発・運用・保守に至る各フェーズでの最適な情報技術を請け負う事業のシステムインテグレーション事業、ITサービス事業、サポートサービス事業の3事業共に増収ではあったが、利益の面では厳しい状況であった。

 今期については、マイナンバー制度の導入、東京オリンピックに向けたインフラ投資等が見込まれていることから、ビジネス・チャンスは拡大するものと期待している。しかし、競争環境は厳しいと見ている。

 そのような状況の中で、15年3月期連結業績予想は、売上高180億円(前期比4.7%増)、経常利益5億円(同36.2%増)、純利(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】BS11は反落も2Q好決算と記念増配を手掛かりに内需割安株買いが交錯(2014/05/07)
【今日の言葉】決算発表本格化、15年3月期に期待と不安(2014/05/02)
【編集長の視点】サトーHDは連続の最高純益更新・増配で消費増税関連の本命株人気を再燃余地(2014/05/02)
【木村隆のマーケット&銘柄観察】業績見直しをベースに、少しずつ底堅さを増す展開に(2014/05/03)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事