期待は膨らむ 次の材料は最初より大きいことが求められる=犬丸正寛の相場格言

2014年5月10日 14:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

中国には、猿にクルミを朝3つやったら怒ったので、朝4つ与え夕方3つにしたら猿は喜んだという、『朝三暮四』という諺があります。

中国には、猿にクルミを朝3つやったら怒ったので、朝4つ与え夕方3つにしたら猿は喜んだという、『朝三暮四』という諺があります。[写真拡大]

■期待は膨らむ 次の材料は最初より大きいことが求められる

  中国には、猿にクルミを朝3つやったら怒ったので、朝4つ与え夕方3つにしたら猿は喜んだという、『朝三暮四』という諺があります。合計7つという結果は同じでも与え方によって反応は変わってくるという教えのようです。

  しかし、マーケットは猿に似たところがあることも否定できませんが、同じ内容では納得してくれないものです。朝四なら暮れは五でなくてはいけないのがマーケットです。

  異次元金融緩和など昨年のアベノミクスがたいへん大きい内容だっただけにマーケットは次なる一手は昨年より大きいものが期待できるのか気迷っています。その結果、売買代金の少ない様子見の相場展開となっているのです。6月に予定されている新成長戦略が昨年の異次元緩和を上回るような内容となるかどうかが注目されるところです。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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