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【編集長の視点】アウトソシンは続落もM&Aを見直して業績上ぶれ期待が再燃期待
<銘柄ウオッチ>
アウトソーシング <2427> は、24円安の1402円と4日続落して始まっている。今年4月8日に東証1部指定替え後高値1598円まで買い進まれたあと、25日移動平均線水準で売り買いが交錯、高値もみ合いを続けているものである。ただこの指定替え後高値更新は、今年3月28日に発表したITスクールを展開するシンクスバンク(TB社、東京都渋谷区)の孫会社化が引き金になっており、M&A効果で純利益が、大きく伸び過去最高を更新した前期と同様の業績上ぶれ期待は根強く、再騰をサポートする展開が想定される。国内証券が、投資判断を引き上げたことも側面支援し、逆張り妙味も示唆している。
■ITスクール会社の孫会社化で技術者採用チャンネルも拡充
TB社は、アウトソシンの子会社アウトソーシングテクノロジー(OSTech)の持ち分法適用会社で、OSTechが19.4%の株式を保有するが、同じTB社の大株主から合計825株の株式を2億2500万円で取得、議決権所有割合を66.7%とし、取得総額は約7億8000万円となる。アウトソシンは、前期のサンシン電機(東京都町田市)など3社をM&Aして負ののれん益2億374万円が発生し、前12月期純利益が、11億2200万円(前々期比74%増)と大幅続伸して過去最高を更新しただけに、同様の業績上ぶれ期待につながっている。
また業績実態面でも、TB社が、ソフトウェア・WEBを強みとする国内有数のITスクール「KENスクール」を展開し過去2万人の卒業生を輩出しており、同社の技術者採用チャンネルの拡充と在籍技術者のスキルアップに貢献、アウトソシンが、2012年9月に本格進出し売上高が56億円まで拡大したIT分野の一段の成長ファクターになると評価されてもいる。
アウトソシンの今12月期業績は、輸送機器関連や建材・住設関連で好調な生産が続き、技術者派遣ニーズがより高まり改正労働者派遣法が施行される好環境下、売り上げ613億円(前期比29%増)、営業利益20億円(同66%増)、経常利益20億5000万円(同51%増)と連続の過去最高更新を見込んでいるが、純利益は、前期計上の負ののれん益剥落などから10億6000万円(同5%減)としている。なお配当は、年間22円(前期実績13円)へ連続の大幅増配を予定している。
■25日線水準で下値を固め最高値抜けから上値追いに弾み
株価は、今期純利益の減益転換予想で年初来安値920円と調整し、M&Aや国内証券が新規に「強気」に株価格付けしたことに反応して同高値1598円まで7割高し、3分の1押し水準まで再調整、上昇中の25日移動平均線で下値を固める動きを続けている。PERは19倍台と市場平均を上回るが、改正労働者派遣法の施行が予定されるなか、なお業績期待を高めて最高値抜けからの上値追いに弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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