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国内株式市場見通し:決算発表が本格化、翌週のサプライズ緩和への思惑も
*16:37JST 国内株式市場見通し:決算発表が本格化、翌週のサプライズ緩和への思惑も
■緩和期待、GPIF発言で自律反発強まる
先週の日経平均は上昇。週初に13885.22円と2月5日の安値を割り込んだが、その後16日には今年2番目の上げ幅を記録するなど、直近の急ピッチの下げに対する自律反発の流れが強まった。米国では個人確定申告の期限を迎えるなか、納税資金確保の為の売りが一巡。本格化する決算ではインテルやヤフーが評価された。特にヤフーの決算ではアリババの好業績が確認されたことでソフトバンク<9984>が急動意。これが日経平均のみならず、個人主体の中小型株への物色に波及する格好になった。
また、米国で懸念されていたモメンタム株の下げに落ち着きがみられてきたことも安心感につながったようだ。そのほか、安倍首相と黒田日銀総裁との会談や、財務相による年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)に絡んだ発言が相次ぐで、売り込みづらい状況に。さらに、ジュネーブで行われた米国、欧州連合(EU)、ロシア、ウクライナの4者協議では、ウクライナの緊張緩和に向けた枠組みに合意したこともリスクオンに向かわせる格好だった。
■決算発表が本格化、オバマ米大統領訪日で政策進展か
日経平均は先週の今年2番目の上げ幅を交えたリバウンドにより、前週の下げ幅のほぼ半値戻しをみせ、心理的な抵抗線として意識される25日線を捉えている。まずは、目先的な達成感につながってもおかしくない水準であり、自律反発の範囲内であろう。今後は日本でも決算発表が本格化するなか、好業績を手掛かりにした物色による上昇を見極めるところになりそうである。
国内の決算ではホンダ<7267>、NTTドコモ<9437>、コマツ<6301>などが予定されている。足元で弱い動きが続いているホンダ<7267>などがアク抜けの動きをみせてくるようだと、今後本格化する決算を前に安心感につながるほか、押し目拾いの意識に向かわせよう。
■モメンタム株の動向に変化も
また、米国では引き続き決算が本格化するなか、アップル、フェイスブックなどが予定されている。フェイスブック等の動向次第では、足元で波乱含みの状況が続いているモメンタム株の復活が期待されてきそうである。
そのほか、23日にはオバマ米大統領が訪日する(25日まで)。TPP(環太平洋経済連携協定)を巡る事務レベルの協議は依然として合意に至っていないが、オバマ大統領訪日に向けて進展がみられる可能性もあるため、関連銘柄への注目度が高まる可能性がある。
■アリババ上場近づく、ソフトバンクへの関心続く
アリババの好業績確認をキッカケにソフトバンク<9984>が動意付いているが、アリババは今月中にも上場申請する見通しである。調達額が200億ドル(約2兆円)近くに膨らむとの観測も浮上していると報じられるなか、4割弱をグループで保有するソフトバンクの業績や株価にも大きな影響を与えることになる。アリババの人気度合いなどが伝えられる局面では、思惑的な売買が強まることになり、これが日経平均を左右させることにもつながりそうである。
■来週の金融政策決定会合への思惑も
そのほか、GPIFの運用委員会の委員に関し、入れ替えを本格化させる動きが政府内で本格化していると報じられるなど、売り込みづらい状況だろう。また、翌週の30日には日本銀行の金融政策決定会合が開催される。追加緩和はないとしながらも、安倍首相との会談でサプライズを期待する流れもありそう。また、会合前に円売り・株買いに動く「日銀トレード」の再開を見込む声も出ているようであり、下値の堅さは相当意識されそうである。《TN》
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