【菜々美のマーケットにつぶやき】金融界はフローよりストックのニーズも

2014年4月17日 07:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ロボットが将棋でプロをやりこめる時代となっています。介護ロボットも登場しています。福島の原発処理では人の近づけないところで作業ロボットが実力を発揮しています。

  日本の得意とする光学機器やコンピュータがロボットを根底で支えていることは間違いないところです。でも、コンピュータやロボットがあまりにも発達し過ぎて人の分野にまで入り込んでくるとなると、少々、考えものです。

  人はコンピュータほど賢くないかもしれませんが、正しいことも、そして間違った行いをするのが人間です。人の領域まで踏込みすぎては人間否定となってしまいます。

  証券の世界でも、1秒間に多くの売買を可能とするコンピュータ取引ははばを利かせています。これを野放しにしては個人投資家の出る幕はなくなります。せっかく、NISAで個人投資家を証券界に呼び込もうとするのですから、せめて高速売買の「超高速」から、「高速」へ自粛を求めたいものです。

  また、最近、目についた報道では65歳以上の高齢者が3189.8万人で人口の25%に達したという記事が印象に残っています。金融で言えば、NISAも大切だろうが、相続の問題も忙しくなってくるだろうと思われます。

  となれば、銀行、証券より相続に強い信託銀行の出番ではないでしょうか。言い換えると、「フロー」より、「ストック」に対するニーズが高まりそうです。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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