注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、トヨタ、クラリオンなど

2014年4月14日 11:33

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記事提供元:フィスコ


*11:33JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):シャープ、トヨタ、クラリオンなど

シャープ<6753>:274円(前日比-25円)
急落。年度内にも、2000億円規模となる巨額増資を実施する検討を開始と報じられている。資本拡充による経営の安定度向上を図る狙い。昨年11月までに公募増資などで約1500億円の資金調達を行ったばかりであり、相次ぐ大型増資による株式価値の希薄化を警戒する動きに。年内にも最終判断と伝わっているように、実施の表面化時期はまだ先になるものの、現在の時価総額は5000億円前後で、今回も希薄化は高水準となる可能性が高い状況に。

トヨタ<7203>:5490円(同+176円)
買い優勢。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価を6200円から7900円に引き上げており、見直しのきっかけ材料につながっている。海外販売の増加がけん引役となって販売台数増加が続く可能性が高いこと、TNGAの導入を機にコスト削減が加速する可能性があること、燃料電池車で先行と推測されること、自社株買い再開の発表など株主還元の強化などを評価している。なお、同様にみずほ証券が投資判断を格上げした富士重<7270>も買い先行へ。

クラリオン<6796>:171円(同+5円)
買い先行。メリルリンチ(ML)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げしている。目標株価も159円から230円に引き上げへ。スマホ普及の影響で付加価値率が低下するという課題に直面しているカーエレ企業にあって、同社はリアカメラや全周囲俯瞰モニターなどの成長で脱エンタ系カーエレ事業を拡大させることが可能と指摘。日立<6501>との協業効果も含めて、セクター内では、安心・安全企業としての成長力に期待ができるとしている。

アマダ<6113>:719円(同+18円)
反発。今期営業利益は前期推定比2倍となる300億円前後になる見通しと報じられている。金属加工機械の販売が自動車向けなどに好調なことが背景に。市場コンセンセンサスは235億円レベルであり、大幅な上振れにサプライズも強まる状況のようだ。現段階での観測報道数値は、会社計画と一致する可能性は高いとの見方も多い。

大幸薬品<4574>:1560円(同+63円)
急反発。鳥インフルエンザが熊本県の養鶏場で発生したと伝わっている。国内での発生は約3年ぶりとなるもよう。対策製品の需要増大思惑などから、同社のほかにもシキボウ<3109>やダイワボウ<3107>など鳥インフル関連銘柄に短期資金の関心が向かっているようだ。とりわけ、「広告問題」を受けて、足元での株価の調整が目立っていた同社にはリバウンド余地大きいといった期待も。

ゼリア新薬<4559>:2035円(同+47円)
強い動きが目立つ。東海東京では投資判断を「2」から「1」に格上げしている。業績のモメンタムに衰えが無いなか、株価水準の割安感は強いと評価しているようだ。大型投資に伴う中長期成長力も評価、医療分野では優れた投資対象の一つと位置づけている。なお、前期営業利益は会社計画65億円に対して85億円で予想、今期も前期比26%増益と高い収益成長が続くと予想している。

吉野家HD<9861>:1348円(同+57円)
大幅続伸。先週末に前2月期の決算を発表している。営業利益実績は21.8億円で前期比16.1%増益、今期は33億円で同51.4%増益の見通しとしている。前期実績は先の上方修正水準での着地となり、今期は四季報予想並みの見通しとなっている。「牛すき鍋」の販売好調が業績けん引役となる格好に。想定通りの好決算発表に加えて、消費増税に伴う値上げ後の販売も前年比約2割増で推移していると伝わっており、安心感につながっているようだ。

ANAP<3189>:905円(同-125円)
大幅安。今期の営業損益見通しを4.1億円の黒字から損益トントンへ、最終損益見通しを1.8億円の黒字から5400万円の赤字へとそれぞれ下方修正したことが嫌気されている。台風や大雪など秋冬の天候不順、明確なファッショントレンド不在の市場環境などが逆風に。同社は昨年11月に新規上場しており、上場から約5ヵ月での大幅下方修正にネガティブなインパクトが強まっている。

プラズマ<6668>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。今期の営業利益計画を1.0億円から3.8億円へと大幅に上方修正したことが材料視されている。半導体・液晶関連事業において、スマホやタブレット端末の需要好調に支えられ、主要半導体メーカーによる設備投資が堅調であることが追い風に。なお、同時に発表した上期営業利益は従来予想の4900万円を上回る8500万円で着地した。

ローツェ<6323>:365円(同-64円)
下げ目立つ。先週末に本決算を発表し、今期売上高は前期比14.8%減の120.7億円、営業利益は同32.1%減の7.9億円と減収減益見通しとなったことが嫌気されている。四季報予想の今期営業利益は13億円が見込まれており、想定以下の内容と捉えられる格好に。なお、今期も引き続き、450mmウエハや微細化等の客先ニーズに対応したウエハ搬送装置の開発強化を図るようだ。

M&Aキャピタ<6080>:5450円(同+650円)
一時ストップ高。4月30日を基準日として、1:3の株式分割を実施すると発表したことが材料視されている。株式分割に伴い流動性の向上が見込まれるほか、投資単位の引き下げに伴う投資家層の拡大に期待感が先行へ。《KO》

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