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NYの視点:次回各国中銀会合までドル安継続か
*07:04JST NYの視点:次回各国中銀会合までドル安継続か
米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した3月18-19日開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)は市場が予想していたよりハト派的となった。3月19日に発表されたFOMC声明やメンバーの見通しを受けた市場の反応が過剰であったことを証明する内容で、予想ほどハト派的とならなかった日本銀行の金融政策決定会合(黒田日本銀行総裁は「追加緩和は現在のところ必要ない」との見解)、欧州中央銀行(ECB)の定例理事会と対象的となった。したがって、対ユーロや円に対してドルが下落。ドル指数は心理的な節目となる80を割り込んだ。
FOMC議事録(3月18-19日開催分)で鍵となるポイント
1)方針
FOMCの政策方針に変更はない。新たなフォワードガイダンスへの移行やメンバー個々の見通しは政策変更の意図を示すものではない。これは、イエレンFRB議長の発言「利上げは量的緩和第3弾(QE3)終了から相当な時間がかかる、相当な時間とは6カ月くらいか」やメンバーの見通しでより多くのメンバーが2015年の利上げを予想していることが明らかになったことを受けて早期の利上げを織り込んだ市場の反応が過剰であったことを証明する。
2)金利
引き締めに転じた際も利上げのペースは遅い。雇用やインフレが責務の目標水準に近づいても、金利は長期の水準を下回る可能性を示唆した。
3)QE縮小
量的緩和第3弾(QE3)縮小の進行において委員会は広範に合意した。
4)インフレ
低インフレは懸念だが、ほとんどのメンバーがいずれ2%の目標に向けて上昇すると予想している。
5)雇用
広範な指標で注意深く監視する方針である。
6)成長
成長ペースの弱さは天候だけが要因となっているわけではない。
7)リスク
FOMCは中国の成長見通しや金融安定リスクを懸念している。
次回の各国金融政策決定会合までこのドル安傾向が継続する可能性がある。日本銀行は現地時間で30日に今月2回目の会合を予定しており、同時に景気見通しも発表する。欧州中央銀行(ECB)による次回定例理事会は現地時間で5月8日に開催予定。米連邦準備制度理事会(FRB)はワシントンで29-30日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する。《KO》
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