【忠田公夫の経済&マーケット展望】日米相場の先行きを占う米ナスダック総合指数の動き

2014年4月7日 15:25

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■2月3日の安値3996Ptを維持できるかが見所

  3月10日付けで、「日本株については2月4日の1万4008円を安値に・・・・(中略)・・・5~6月に予想される日銀の追加緩和や法人税引き下げを含む成長戦略が具体化すれば、夏場に高値更新が期待される」と記した。

  年初来の株安、円高というリスクオフの流れは概ね2月3~4日で一巡、3月中旬前後にかけてウクライナ情勢の悪化や中国リスクの台頭などでダメ押しの局面を経て、次第にリスクオンの流れが強まりつつある。

  具体的に示すと、日経平均は作年12月30日の1万6291円を高値に今年2月4日の1万4008円まで下落、3月20に1万4224円で短期二番底を入れ、4月3日には1万5071円まで反騰した。NYダウは12月31日の1万6576ドルを高値に2月3日の1万5372ドルまで下落、3月14日に1万6065ドルのダメ押しを入れ4月2日には1万6573ドルまで反騰(いずれも終値ベース)。

  また、ドル円は年初の1月2日の105円44銭を高値に、2月4日の100円76銭まで下落、3月14日に101円18銭のダメ押しを入れ4月4日には104円12銭まで反騰した。

  ところが、やや足取りの異なるのがナスダック総合指数の動きだ。日経平均やNYダウが昨年暮れに高値をつけたのに対し、ナスダックは終値ベースで3月5日の4357Ptまで上げ続け、ウクライナや中国不安で3月14日の4245Ptまで下げた後、3月25日に4334Ptまで戻したものの、その後は上値も下値も切り下げ、4月4日には4127Ptまで下落している。

  ナスダック総合指数はITやバイオなど米国経済の活力を体現するハイテク銘柄多く含まれ、リーマンショック以降、日経平均やNYダウがITバブル崩壊後の02~03年の安値を割り込んだのに対し、09年3月の安値(1268Pt)が、02年10月の安値81114Pt9を割らずに上昇トレンドに移行した点に特徴があった。

  5月中旬にかけて、ナスダック総合指数が2月3日の安値3996Ptを割り込むのか、日米の株価の先行きを読むうえで無視できないポイントになるものと見ている。(証券アナリスト)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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