ゴールデンウィーク分散化へ星野リゾートが他企業と連携

2014年4月4日 15:12

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記事提供元:フィスコ


*15:12JST ゴールデンウィーク分散化へ星野リゾートが他企業と連携
高級リゾート施設を運営する星野リゾートは3日、4月末から5月初旬の大型連休「ゴールデンウィーク(GW)」の分散化に向け、通信教育のベネッセコーポレーション、日本交通、保育サービスのポピンズ、企業向け福利厚生サービス代行のベネフィット・ワンの4社と連携すると発表した。
4社の社員約3千人が連休を避け、4月29日、5月5日、6日に出勤し平日の12~14日に休暇を取得すれば、星野リゾートやベネフィット・ワンが運営する宿泊施設を割引料金で利用できるようにする。祝日に出勤する社員には、ポピンズが各職場に臨時託児所を開設する。将来的には参加企業を100社に増やす目標という。
連休に集中する旅行客を平準化させることで、宿泊料引き下げや交通渋滞緩和につなげたい考えだ。
星野リゾートの星野佳路社長は、国内を複数のブロックに分け地域ごとに大型連休を分散取得することで、顧客に快適な旅行が提供できると説明した。さらに、「交通渋滞の緩和や旅行代金の低価格化が実現すれば旅行者が増え、国内の観光産業の収益性が高まり国際競争力がつく。また、分散化で旅行者が増えれば、デジタルカメラなど旅行関連用品の製造業にもメリットがあるはず」と強調した。
休日の分散化は民主党政権下で検討されたことがあるが、「休日の異なる地域に住む家族や友人に会えなくなる」「休日の異なる取引先との連絡が難しくなり、交渉など経済活動に支障が出る」といったデメリットが指摘されたほか、「子供が学校を休みにくい」などの意見があり検討が中断されていた。
サービス業などのようにGWに休めない企業はずらして休みを取りやすいかもしれないが、実際問題として地域ごとに休日を定めることは難しく、かえって休みが取れなくなる人が増える可能性も出てくるだろう。個人の業務内容や希望を考慮して各企業内で調整しずらしていくよりほかに方法はないのではないだろうか。《YU》

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