BMW、7年ぶりにMINIをフルモデルチェンジ　266万円～

　25日、ビー・エム・ダブリューはMINI(ハッチバックモデル)を７年ぶりにフルモデルチェンジし、4月12日から販売を開始すると発表した。

　同モデル独特のデザインやアイコンを継承しながら斬新さを現したスタイリングを採用。さらに、視認性および操作性の高いナビゲーションシステム・前車接近警告機能・衝突被害軽減ブレーキ（自動ブレーキ）・アクティブクルーズコントロール(自動で車間距離を保つ装置)・ヘッドアップディスプレイ(ドライバーの視界上に各種情報を表示するシステム)など、数々の先進技術を取り入れた。

　エクステリアはフロントグリルが分割のない一体フレームで構成され、ボディと一体化されたバンパーとともに洗練されたフォルムになった。また、新たなLEDヘッドライトユニットでは、LEDがリング状に発光する仕様になっている。

　インテリアでは従来のセンターメーターの場所にセンターディスプレイを装備。ナビゲーションシステムを装着している場合は、8.8インチのディスプレイが配置される。また、スピードメーターがステアリングコラム上に配置されたことによって視認性が向上。センターディスプレイの周囲にはLEDがリング状に配置され、ナビゲーションシステムの案内表示や、PDC(パーク・ディスタンス・コントロール、バックや駐車の際に障害物などを検知・警告する装置)による周囲の障害物の状況などに応じて色が変化する。

　また燃料消費を最小限に収めるべく、新開発の高効率ターボ・エンジンを採用すると同時に空力抵抗の最適化を図り、燃料消費率19.2km／L（MT車）を実現。「平成27年度燃費基準」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル（★★★★低排出ガス車）」を達成した。これにより、エコカー減税対象モデルとなり、自動車取得税が60%減税、重量税が50%減税になる予定である。

　価格は、266万円～332万円（8%消費税込）。（記事：松平智敬・記事一覧を見る）