【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ダイキアクシスは下値限定的、好業績を評価して出直りの動き

2014年3月26日 09:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  家庭用合併処理浄化槽など「水」に係る事業を主力とするダイキアクシス <4245> (東2)の株価は、全般地合い悪化の影響で足元は戻り一服の形だが下値は限定的のようだ。好業績や指標面の割安感を評価して出直りの動きが継続しそうだ。

  ダイキ(現DCMホールディングス <3050> 創業時の水回り事業を継承して05年7月に設立し、13年12月東証2部市場に新規上場した。環境機器関連事業(家庭用合併処理浄化槽、排水処理システム、中水道システム、地下水飲料化の上水事業など)と、住宅機器関連事業(住宅関連商材、公共施設商材、外壁工事など)を2本柱として、その他事業(クリクラ事業、バイオディーゼル燃料事業、ペット関連商品、小型風力発電装置事業)を展開し、M&Aも積極活用している。

  環境機器関連は設計・製造・施工・販売・メンテナンス・分析までの一貫体制に強みを持ち、国内は埼玉県、千葉県、静岡県など浄化槽需要の多い地域で営業を強化している。さらに成長分野として上水事業、温度差エネルギー設備事業、バイオディーゼル燃料事業、食品廃棄物のバイオガス化事業なども強化する。住宅機器関連は近畿・中国・四国地域に展開し、住宅関連商材はTOTO <5332> の特約店である。海外は中国とインドネシアで排水処理関連装置の販売・施工・維持管理事業を展開している。工場排水や商業排水から手掛け、その後家庭用浄化槽に展開する計画だ。

  今期(14年12月期)連結業績見通しについては売上高が前期比2.8%増の316億円、営業利益が同34.2%増の7億10百万円、経常利益が同16.2%増の8億円、そして純利益が同16.5%増の4億70百万円としている。住宅機器関連は消費増税が影響してやや低調となるが、環境機器関連の好調が牽引して増収増益見込みだ。上場関連費用の一巡も寄与する。

  セグメント別に見ると、環境機器関連は同10.7%増収、同29.0%営業増益の見込みだ。新製品投入効果などで小型合併浄化槽の販売台数が増加する。インドネシア子会社の連結開始も寄与する。住宅機器関連は同6.8%減収、同37.0%営業減益の見込みだ。集合住宅関連などの大型案件を見込まず、消費増税の反動影響も考慮している。その他事業は同40.3%増収、同31.7%営業減益の見込みだ。バイオディーゼル燃料の回復や小型風力発電装置の販売開始などが寄与する。

  なお3月18日にコミットメントライン契約締結を発表した。11年度に締結した極度額45億円の期限到来に伴って、伊予銀行と三菱東京UFJ銀行をアレンジャーとするシンジケーション方式コミットメントライン契約を締結した。融資枠設定金額80億円、契約期間3年で、機動的かつ安定的な資金調達枠を確保するとともに、より一層の財務基盤強化を図るとしている。

  株価の動き(13年12月公開価格1300円に対して初値1351円)を見ると、利益確定売りや全般地合い悪化の影響で1月23日の高値1520円から2月4日安値1120円まで調整した。ただし2月4日安値をボトムとして切り返しの動きとなり、3月5日に1364円、3月14日に1374円まで戻した。足元は全般地合い悪化の影響で戻り一服となり、概ね1300円近辺で推移しているが、下値は限定的のようだ。

  3月25日の終値1271円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS151円51銭で算出)は8~9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は3.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1668円36銭で算出)は0.8倍近辺である。日足チャートで見ると足元で25日移動平均線を割り込んだが、大きく下押す動きは見られない。好業績や指標面の割安感を評価して出直りの動きが継続しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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