ボルボ、ドライバーの疲労状態をセンサー検知するシステムの研究を公表

2014年3月20日 11:21

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ボルボは「VISION2020」の一環として、ドライバーの疲労状態をセンサーによって検知するシステムの研究・開発に取り組んでいる。

ボルボは「VISION2020」の一環として、ドライバーの疲労状態をセンサーによって検知するシステムの研究・開発に取り組んでいる。[写真拡大]

  • ボルボは「VISION2020」の一環として、ドライバーの疲労状態をセンサーによって検知するシステムの研究・開発に取り組んでいる。

 18日、ボルボは「VISION2020」の一環として、ドライバーの疲労状態をセンサーによって検知するシステムの研究・開発に取り組んでいることを公表した。

 「VISION2020」は新しいボルボ車において、交通事故による死亡者や重傷者をゼロにするというボルボが掲げる2020年の目標で、ボルボはこの達成のために様々な取り組みを行っている。今回発表された研究もそのひとつだ。

 このシステムは、まずダッシュボード上のセンサーに取り付けられた小型LEDから、赤外線をドライバーに照射する。赤外線は不可視光線のため、運転中のドライバーが光を当てられていると認識することはない。これにより、ドライバーがどの方向を向いているのか、目はちゃんと見開いているのか、あるいは頭の位置や角度はどうかなどということを検出する。

 そして、これらの情報をもとにドライバーの状態を推測し、その状態に合わせて車両を最適な状況にコントロールすることで、より緻密な安全運転支援システムが実現するというのである。たとえば、ドライバーの注意力が低下しているとき、走行車線からの逸脱・前方車両へ近づき過ぎ・居眠り運転などが起これば、それに対して警告や車両の自動コントロールなどでこれらを修正・防止するということだ。

 このセンサーは安全運転支援システムとしての利用にとどまらず、その他の機能を実現する可能性も持っている。たとえばドライバーの目の動きを監視し、その視線の向きに応じて車内の照明やヘッドライトの向きを調節することもできるだろう。また、運転席でハンドルを握る個人を特定することで、自動的にシートの調整を行うなどといったことも可能になる。

 これらの技術は、すでに同社のテスト車両に搭載されている。さらに、このシステムの要となるドライバーの疲労や注意力の低下を検出する効果的な方法を確立するために、スウェーデンのチャルマース工科大学とボルボABを含むパートナーとともに、共同で研究開発を実施している。(記事:松平智敬・記事一覧を見る

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