アリババが米IPO準備を表明、上場幹事を巡り6社と交渉 香港証取には痛手

2014年3月17日 10:12

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記事提供元:フィスコ


*10:12JST アリババが米IPO準備を表明、上場幹事を巡り6社と交渉 香港証取には痛手
中国の電子商取引最大手アリババ・グループは16日、米国で新規株式公開(IPO)の準備を始めると発表した。香港メディアによれば、時価総額は最大で2000億米ドル(約20兆円)に達する可能性があり、調達規模は180億米ドルを超える可能性もあるようだ。フェイスブック以来の大型IPOになるとして、世界の注目を集めている。

このほか、最新報道によれば、アリババは上場幹事を巡り、投資銀行6社と交渉を行っているもよう。シティグループ、クレディ・スイス(CS)、ドイツ銀行、ゴールマン・サックス(GS)、JPモルガン・チェース(JPM)、モルガン・スタンレー(MS)の名前が挙がっている。

一方、アリババの上場を逃した香港証券取引所にとっては、ダメージが大きいとの見方が示されている。アリババは当初、香港を上場先の最有力候補としていたが、経営陣に実質的な議決権を与えるアリババ独自の「パートナー制度」を香港証取は認めない方針を表明。これによりアリババは香港上場を断念する格好となった。

香港証取の李小加最高経営責任者(CEO)は、アリババが米国上場準備を表明したことについて、「(上場を)祝福する」とコメント。同時に、株主の公平な権利を守るという原則を貫いたことについて、「誇りに思う」とも述べた。ただ、今回のアリババの決定を受け、香港は将来的な資金流入のチャンスを失ったほか、インターネット関連企業が上場先として香港より米国を選ぶ確率が高まると、専門家は分析している。《NT》

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