日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は253円安、大幅反落で15000円割れ

2014年3月12日 09:34

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記事提供元:フィスコ


*09:34JST 日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は253円安、大幅反落で15000円割れ

【日経平均は大幅反落で15000円割れ、ソフトバンクなどが軟調】

9時34分現在の日経平均株価は、14970.82円(前日比-253.29円)で推移。日経平均は大幅に反落して始まった。クリミア自治共和国の議会がウクライナからの独立を決議したことや、中国企業の債務不履行への懸念などが嫌気された米国市場の下げの流れを引き継ぐ格好に。シカゴ先物は大証比185円安の15025円だったが、大証先物は14990円と15000円を割り込んで始まっている。幅広い銘柄が売り気配からのスタートとなるなか、日経平均はギャップ・ダウンで寄り付き直後には15000円を割り込んでいる。

売買代金上位では、ソフトバンク<9984>、>トヨタ自<7203>、NTT<9432>、三井住友<8316>、三井物産<8031>、ファナック<6954>、コマツ<6301>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>などが軟調。その中でヤマトHD<9064>、アルデプロ<8925>が堅調。セクターでは33業種すべてが下げており、精密機器、保険、倉庫・運輸、金属製品、化学、不動産、情報・通信、卸売、その他金融、機械などの弱さが目立つ。

【ドル・円は102円87銭付近、リスク回避的な円買い・ドル売り観測】

ドル・円は102円87銭付近で推移。日経平均株価の反落を嫌気したリスク回避的な円買い・ドル売りが観測されている。日経平均株価は前日比-250円前後で推移しているが、この程度の株安は想定の範囲内との声が聞かれている。日経平均株価が15000円を大きく下回ることがなければ、リスク回避的なドル売り・円買いが拡大することはないとの声が聞かれている。

9時34分時点のドル・円は102円87銭、ユーロ・円は142円55銭、ポンド・円は170円95銭、豪ドル・円は92円14銭付近で推移している。《KO》

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