【中国の視点】財政破綻リスク:アルゼンチンがトップに、日韓もリスト入り

2014年3月12日 08:10

印刷

記事提供元:フィスコ


*08:10JST 【中国の視点】財政破綻リスク:アルゼンチンがトップに、日韓もリスト入り
中国メディアはこのほど、財政悪化やインフレの急加速を受け、現時点ではアルゼンチンの財政破綻リスクが世界の中で最も高いとの見方を示した。国際通貨基金(IMF)が発表した最新データによると、今年1月のアルゼンチンのインフレ率は前月比で3.7%上昇し、2002年以来の最高水準を記録したという。前年同月比では55%の上昇となり、アルゼンチン当局が発表した数値の約5倍になる。行き過ぎたインフレ率を受け、同国の通貨ペソの対米ドル為替レートは急落し、国内からの外資引き揚げも加速している。

また、ドイツメディアが出した破産指数では、アルゼンチンやベネズエラ、ウクライナが上位3位に並んだ。一時デフォルト(債務不履行)リスクが高まったギリシャは4位に後退。急増する犯罪や高いインフレ率、生活水準の劣化を受け、ベネズエラのマドゥーロ政権に対する不満から反政府抗議行動が数週間も続いたと報じられた。ウクライナでは、国庫にはほとんど資金が残されていないと報じられ、国際社会からの援助がなければ、短期内での破綻リスクが高いとみられている。

ほかに、成長が著しいことで一時脚光を浴びたインドやブラジル、南アフリカも「フラジャイル・ファイブ(ブラジル、トルコ、南アフリカ、インド、インドネシア)」に組み入れられた。これら新興国の共通点は経常赤字の拡大と挙げられた。

先進国の中で、韓国の財政破綻懸念は最近再び高まっているほか、日本も破綻の可能性があると警告された。韓国のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)権利金が新興国に比べて上昇幅が小さいものの、中国経済への依存性が高いことが指摘された。日本について、政府債務残高の対国内総生産(GDP)比率がワースト1を記録しているほか、今年1月の経常赤字が前月から急拡大し、4カ月連続の赤字になったと指摘された。4月の消費税引き上げに伴う消費縮小や税収減が引き起こす財政収支の悪化が一段と進んだら、急激な円安を引き起こす危険性が潜んでいると警告された。《ZN》

関連記事