注目銘柄ダイジェスト(前場):太平洋セメント、ポールHD、サイバーリンクスなど

2014年3月11日 11:33

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記事提供元:フィスコ


*11:33JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):太平洋セメント、ポールHD、サイバーリンクスなど

太平洋セメント<5233>:381円(前日比+18円)
急反発。来期の米国事業が6年ぶりに黒字化する見通しとの観測報道が伝わっている。住宅着工の回復に伴うセメント需要の増加、値上がりの浸透などが背景となっている。相対的に海外事業のウェイトが高く、米国事業の収益回復による全体業績へのプラスインパクトは大きいとの見方。また、中長期的な国内市場の先行き懸念が残っていることも、海外事業の回復が評価されやすい背景に。

ポールHD<3657>:1558円(同-205円)
急落で下落率トップ。前日に発表した決算が嫌気材料視されている。前1月期営業利益は21.4億円で前期比16.8%増益、第3四半期に上方修正した数値での着地となった。一方、今期は21.8億円で同1.8%増益にとどまる見通し。四季報予想では26億円の水準であったため、想定以上の収益伸び悩みと捉えられる状況に。株価水準の割安感も乏しく、成長鈍化懸念の台頭はストレートにマイナス視される格好へ。

サニックス<4651>:1148円(同-98円)
急落。前日に2月の月次動向を発表している。2月売上高は前年同月比58.2%増、15ヶ月連続の2ケタ成長と拡大が続いているものの、足元では上昇ピッチが早まっていたこともあり、短期的な材料出尽くし感と受け止められる状況にもなっているようだ。なお、2月の増収率は、今3月期に入って、9月の57.8%増に続く低水準の伸びにはなっている。

日本鋳造<5609>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。「熱膨張ゼロの合金材料」の実用化に成功と発表している。材料の熱変形に起因する精度誤差を解消することができ、半導体デバイスや液晶製造など多くの分野において、実用化が待ち望まれていたものであるもよう。今後の業績への寄与を期待する動きが優勢になっている。

オリエンタルチエン工業<6380>:176円(同+50円)
ストップ高。炭素繊維強化プラスチックを使った製品を3年後メドに実用化すると伝わっている。高い強度とともに軽量化を求められる部分での需要を見込み、医療機器の駆動部などの採用を目指すとしている。ユーザーの裾野の広がりなどを背景に、今後の業績拡大につながっていくとの期待感が先行へ。

KADOKAWA<9477>:3650円(同+275円)
急伸。シティでは投資判断を「3」から「1」に、一気に2段階格上げしている。目標株価も3200円から4500円にまで引き上げ。足元で電子書籍売上の拡大が顕著、同事業の本格拡大フェーズ入りを評価しているもよう。電子コミック事業「コミックウォーカー」に加えて、来期には、人気コンテンツ「艦隊これくしょん」のアニメ化などによる関連商品の売上増も期待できると。

リプロセル<4978>:1073円(同-50円)
売り優勢。新型万能細胞「STAP細胞」の論文取り下げの可能性が浮上し、STAP細胞関連の一角として換金売り優勢となっている。論文に掲載された画像データに加工されたように見える部分があるなど、論文の内容を巡って疑問が相次いだことが背景と。同社については、STAP幹細胞に対する見解を発表し急伸となった経緯もあり、換金売りが波及する格好に。

省電舎<1711>:2330円(同+127円)
買い先行。子会社のドライ・イー社が、バイオガスプラント事業において食品リサイクル事業を展開するゲネシス社と基本合意契約を締結したと発表したことが材料視されている。日量60t処理のプラントで500kWの出力の発電機を構え、年間1億1500万円の売電収入と設備利用料収入で年間1億円を見込んでおり、バイオガス発電事業への関心が高まる格好に。

テックファーム<3625>:1967円(同+400円)
ストップ高。ミライトHD<1417>の子会社であるミライトが、同社の発行済株式の一部を同日付で取得したと発表したことが材料視されている。今後は、事業拡大に向けた業務提携の強化や、イータブ・プラスの販売促進のほか、両社の特徴や得意分野を活かした新ソリューションの提供など、両社の事業シナジーを最大化し、さらなる関係強化を図ると。

サイバエージ<4751>:4815円(同+140円)
買い先行。バークレイズが投資判断「オーバーウエイト」を継続し、目標株価を4500円から5700円へと大幅に引き上げたことが材料視されている。利益収穫期への移行が鮮明で、同社の業績拡大のビジビリティが向上していると評価。また、戦国炎舞-KIZNA-、ドラゴンクエストモンスターズスーパーライトなど、子会社の提供するネイティブゲームが好調に推移しているとコメントしている。

サイバーリンクス<3683>:7550円(同+1000円)
ストップ高。先週末は初値形成後に急落となったが、昨日は一転して初値を回復するなど強い動きとなっていた。本日については上場来高値を一気に突破し需給改善期待も高まる中で、短期の値幅取り狙いの資金も巻き込んで上値追いに。また、クラウド関連事業を核に中長期的な業績拡大期待も高く、業績面への関心も高まっているようだ。《KO》

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