こう着は想定内、追加緩和期待などが先高感に/後場の投資戦略

2014年3月7日 12:02

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;15220.05;+85.30TOPIX;1234.99;+6.63

[後場の投資戦略]

 日経平均は買い一巡後はこう着となっているが、一目均衡表の雲下限を捉えており強弱感が対立しやすいところである。ソフトバンク<9984>も、大陽線形成後は利食いに伴う陰線を形成する傾向にあり、想定内のこう着といったところであろう。ただ、雲下限レベルでの底堅い値動きであり、米雇用統計の結果次第の面はあろうが、シグナルが好転する可能性が高いだろう。
 また、来週は日本銀行が政策委員会・金融政策決定会合を開く。4月の消費増税後の景気落ち込みが警戒されるなか、追加緩和期待などが売り込みづらくさせよう。そのほか、東日本大震災から3年を迎えるなか、改めて復興関連などへ市場の関心が向かいやすいだろう。(村瀬智一)《FA》

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