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注目銘柄ダイジェスト(前場):三菱UFJ、群栄化学、リプロセルなど
*11:33JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):三菱UFJ、群栄化学、リプロセルなど
三菱UFJ<8306>:604円(前日比+2円)
しっかり。全体相場が続伸となる中、メガバンクにも買いが先行する状況となっている。UBSでは目標株価685円継続ながら、投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げしている。今期純利益は会社予想の9100億円を上回り1兆円を超えると予想。また、自己株取得は見送るものの、増配の可能性は高いとも指摘しているようだ。
群栄化学工業<4229>:431円(同+28円)
大幅に4日続伸。経済産業省では、産業用3Dプリンターの国家開発プロジェクトに30社・団体を採択すると伝わっている。同プロジェクトは2014年度から5年間の予定、20年にも商品化させる計画。関連銘柄の材料株と位置づけられている同社も、同プロジェクトのメンバーに含まれており、あらためて今後の市場成長などが期待される状況となっているもよう。
熊谷組<1861>:264円(同+8円)
続伸。自民党では、リニア新幹線の大阪への早期延伸を目指し、JR東海<9022>に対する財政支援策の検討を開始したと伝わっている。トンネル工事などの前倒しにもつながるとの期待から、関連銘柄となる同社にもメリット寄与が期待される状況とみられる。同社のほか、大豊建設<1822>、鉄建<1815>なども強い動きとなっている。
TDK<6762>:4545円(同+80円)
3日続伸。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価は5400円を継続している。一部で課題事業は残っているものの、構造改革の成果も見えてきており、業績は中期視点でボトムアウトと考えているもよう。株価はPBR約0.8倍とヒストリカルボトム圏に近く、短期カタリストは見当たらないが再評価の好機と捉えているもよう。
積水ハウス<1928>:1349円(同+15円)
3日続伸。同社は前日に前1月期の決算を発表している。実績営業利益は1319億円で前期比53.1%増益、従来計画をやや上回る水準での着地となった。また、今期は1420億円で同7.6%増益の見通し。市場コンセンサス1400億円弱の水準を上回る格好になっている。来期業績鈍化への懸念は拭えないものの、前期の15円増配に続き今期も7円増配計画など、株主還元強化の動きもポジティブ視で買いが優勢となっている。バークレイズでは目標株価を1850円にまで引き上げ。
スクエニHD<9684>:2412円(同+83円)
大幅に3日続伸。前日に配信を開始した「聖剣伝説 RISE of MANA」が無料アプリランキングでいきなり上位に登場しており、今後の期待感が高まる状況になっているとみられる。信用倍率が拮抗している中、売り方の買い戻しなども急がれる展開とみられる。ゲームランキングに対する短期資金の関心は非常に強い状況が継続している。
クラリオン<6796>:147円(同+5円)
反発。日立オートモティブシステムズと共同で、車を自動で駐車できるシステムを開発したと伝わっている。駐車場の付近に車を止め、パネルを操作するだけで手放しで自動駐車ができるようになるもよう。2018年の商品化を目指しているようだ。自動運転の実現に向けた大きなステップになると期待され、市場の関心が高まる格好となっている。
BBタワー<3776>:199円(同+14円)
急伸。子会社のLyudia(ルディア)が、日本カードネットワークが提供する次期モバイルカード決済端末(モバイル型JET-S端末)について、Ingenico社の国内総代理店であるLyudiaと機器売買契約を締結したと発表したことが材料視されている。日本カードネットワークは次期モバイルカード決済端末として世界トップシェアを誇るIngenico製品を採用し、Lyudiaは付随する保守サポートやアプリケーション開発などを行うと。
ウエストHD<1407>:1345円(同+19円)
しっかり。経産省は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づく太陽光の価格を、2014年度は1キロワット時あたり税込みで36円台に下げる方向で最終調整に入ったと報じられている。今年度は同37.8円だったが、太陽光パネルなどの値下がりによる発電コストの低下を反映させると。買い取り価格の引き下げによって太陽光発電市場の伸び悩みが懸念されるものの、ほぼ想定内の値下げ幅となり反応は限定的となっている。
リプロセル<4978>:1185円(同+163円)
買い先行。京大が、iPS細胞を使いパーキンソン病を治す臨床研究を開始すると報じられたことが材料視されている。患者の血液からiPS細胞を作製し、さらに大量の神経細胞に成長させて患者の脳に移植すると。iPS細胞を使う移植は理化学研究所が目の難病を対象に世界で初めて実施し、今回は2例目となりそうだと伝わっており、iPS細胞を活用した治療分野の広がりに対する期待感がiPS細胞関連の支援材料に。《KO》
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