《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!

2014年3月5日 08:54

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記事提供元:フィスコ


*08:54JST 《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!
【大幅高となる】14850-15000円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
シカゴ先物にサヤ寄せする格好からのギャップ・アップで始まろう。円相場は1ドル102円20銭台での推移と、円安に振れていることも安心感につながる。ただし、4日の大証225先物は現物の取引終了直後に一時14890円まで上げ幅を拡大していた。買い一巡後は早い段階で利益確定の流れも出やすいと考えられる。

ボリンジャーバンドでは+1σが15010円に位置しており、同水準での攻防に。一目均衡表では上値を抑えられていた基準線、転換線を再びクリアしてくることから、15173円辺りに位置する雲下限への意識に向かわせる形状に。まずは5日線をサポートとした+1σでの攻防から、14850-15000円のレンジを想定。

【大幅高となる】15000台手前でのもみ合いか=フィスコ田代 昌之
円建てCME先物の清算値は前日の日中大証比140円高の14980円。為替市場では、ドル・円は102円20銭台、ユーロ・円は140円50銭台とやや円安に振れている(8時30分時点)。ウクライナ情勢の緊張緩和を受けて、本日の日経平均は2月27日以来となる15000円台回復を試す展開となろう。ただ、ギャップ・アップでスタートした後は、中国の全人代開催や週末に控えている米雇用統計などが意識されて上値は重くなりそうだ。為替市場でドル・円が102円台前半に留まっていることも様子見姿勢を強める要因に。買い一巡後は15000円手前でのもみ合いとなろう。


日経平均 予想期間(3月5日)

【大幅高となる】15000円大台を意識する動きか=フィスコ伊藤 正雄
4日の米国株式は上昇。ロシアのプーチン大統領が、ウクライナのクリミア半島を併合する意図はなく、軍事介入も今のところ必要性はないと発言したことで軍事衝突への緊張が大きく緩和し、終日堅調推移となった。またバーナンキ元FRB議長が退任後初めて公の場で発言し、米国経済に概ね楽観的な見方を示したことも好感された。

セクター別では全面高となり、特に運輸や各種金融の上昇が目立った。大型株で構成されるS&P500指数は再び史上最高値を更新、ダウ平均株価も最高値まで1%に迫っている。

CMEの225先物は大証の日中終値より140円高い14980円で取引を終了。NY時間での高値は14985円、安値は14890円、上下のレンジは95円。為替市場では、ドル・円、ユーロ・円ともに上昇して戻ってきた。本日はウクライナ情勢の緊張緩和で、15000円大台を意識する動きとなりそうだ。《MI》

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