アールテック 慶應義塾大学と移植片対宿主病(GVHD)治療で共同研究を実施へ

2014年3月4日 10:21

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記事提供元:フィスコ


*10:21JST アールテック---慶應義塾大学と移植片対宿主病(GVHD)治療で共同研究を実施へ

創薬ベンチャーのアールテック・ウエノ<4573>は3日、慶應義塾大学との移植片対宿主病(GVHD)治療に関する共同研究を実施すると発表。慶應義塾大学医学部眼科学教室 坪田一男教授の研究グループの小川葉子特任准教授が開発したGVHDマウスモデルを用いて、GVHDに対する予防法および治療法の探索に関する共同研究を行う。

急性および慢性GVHD患者にとって、治療成績が少しでも向上する新たな治療法を今回のマウスを用いて開発を目指す。特に、慢性GVHDでは高率にドライアイが発症する。重症ドライアイ症例には、睫毛、眉毛および毛髪の白髪化がドライアイと共に生じる場合があり、患者のQOL向上に向けて、アンメット・メディカルニーズ(未だ満たされていない医療ニーズ)に取り組む。

アールテック・ウエノ<4573>は、眼科・皮膚科向けに特化した創薬ベンチャー企業。緑内障・高眼圧症治療薬である「レスキュラ(R)点眼液」の製造販売、便秘症治療薬「アミティーザ(R)カプセル」の受託製造など既に収益化している事業があり、創薬にかかる開発費や安定配当を継続できるだけの収益力、財務体質を確立している。また、開発テーマは医師目線でのニーズが高い医薬品にターゲットを絞り、ミドルリスクでハイリターンが得られる分野に絞っている。《FA》

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