ヘッジ売りやポジション圧縮の動きが強まる可能性/東京株オープニングコメント

2014年3月4日 08:06

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記事提供元:フィスコ


*08:06JST ヘッジ売りやポジション圧縮の動きが強まる可能性
 4日の東京市場は、引き続き不安定な相場展開になりそうだ。3日の米国市場はウクライナ情勢の緊迫化の影響を受け、NYダウは一時200ドルを超える下落となった。欧州市場も軒並み大幅な下げとなるなか、幅広い銘柄に売りが先行することになろう。シカゴ日経225先物清算値は大証比120円安の14510円であり、日経平均はこれにサヤ寄せする格好に。

 売り一巡後は3日に付けたレンジ内(14440-14680円)でのこう着が続くとみられ、ウクライナ情勢の動向を見極めたいとする様子見姿勢となろう。インターファクス通信は、ウクライナの国防省の話として、現地に駐留するロシア軍の黒海艦隊がウクライナ軍の部隊に対し、現地時間の4日午前5時(日本時間の4日正午)を期限に投降を求め、投降しない場合攻撃すると最後通告したと伝えたようだ。国連安全保障理事会は日本時間4日午前に、ウクライナ問題で会合を開く見通しである。

 午前中に関してはウクライナ情勢の行方を見極めたいとする様子見ムードのなか、リスク回避的な流れからポジション圧縮の動きが強まる可能性がある。先物でのヘッジ売りが、現物市場への裁定解消売りにつながる需給展開といったところか。また、軍事行動が回避されたとしても積極的にポジション取りに行く流れにはなりづらいだろう。短期的なショートカバーはありそうだが、日経平均はレンジ内での推移にとどまりそうだ。

 ただ、3日の東京市場では介護ロボット関連銘柄が軒並み強含みで推移するなど、個人の物色意欲は衰えていないようだ。日経平均の調整を横目に、材料のある銘柄への物色が根強いだろう。また、3月期末が近づくにつれて、借株の返却に伴うショートカバーといった期末特有の動きなども次第に意識されやすく、売り込まれていた銘柄などには関心が向かいやすいとみられる。《TN》

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