概況からBRICsを知ろう~中国本土市場は続落、影の銀行の規制強化案発表観測で銀行株に売りが加速

2014年2月24日 09:54

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記事提供元:フィスコ


*09:54JST 概況からBRICsを知ろう~中国本土市場は続落、影の銀行の規制強化案発表観測で銀行株に売りが加速
【ブラジル】ボベスパ指数 47380.24 +0.19%
先週末21日のブラジル市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比91.63ポイント高(+0.19%)の47380.24で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは41、値下がり28、変わらず4と買いが優勢。セクター別では、消費者サービスや金融が買われた半面、素材や消費財が安い。

前日の終値近辺で一進一退の展開を示した。アパレル大手ロジャス・レナー(LREN3)の好決算が支援材料となり、小売りの一角に買いが集中。また、ブラジル国債の格下げ懸念の後退も引き続き支援材料となった。政府は20日、今年の歳出削減案を発表したばかりだ。

【ロシア】MICEX指数 1487.64 +0.45%
21日のロシア市場は4日ぶりに反発。主要指標のMICEX指数は前日比6.65ポイント高(+0.45%)の1487.64で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは31、値下がり19と買いが優勢となった。

前半に上値を追う展開を示したが、その後は上げ幅をやや縮小させた。ウクライナ不安の落ち着きなどが支援材料となり、天然ガス大手ガスプロム(GAZP)などウクライナと関係の深いロシア企業に買い戻しが広がった。ヤヌコビッチ大統領が反政府指導者らとの会談に応じ、「停戦」で合意したとの報道が内戦への懸念を後退させた。ウクライナ衛生当局の発表によると、一連の騒乱で死亡者数は77人に拡大したという。

【インド】SENSEX指数 20700.75 +0.80%
21日のインドSENSEX指数は反発。この日のアジア株式相場の上昇を好感した買いが相場を押し上げた。また、足元では外国人機関投資家(FII)が株式買い越しに転じており、総選挙による政権交代への期待がにわかに再燃している。政権奪取が確実視されている最大野党・インド人民党(BJP)のモディ首相候補が、来週27日にも経済政策アジェンダを明らかにする計画で、これに対する期待感も追い風になった可能性がある。

【中国本土】上海総合指数 2113.69 -1.17%
21日の上海総合指数は続落。影の銀行(シャドーバンキング)の規制強化案が近く発表されるとの観測を受け、銀行株に売りが加速した。また、前日に急伸した資源セクターに利益確定売りが広がったことも指数の足かせとなった。国営企業改革は長期的には経営改善につながるものの、民間資本の出資元がまだ確定していないため、不透明感も残ると指摘された。このほか、HSBC発表の製造業購買担当者景気指数(PMI)が弱い数字となったことも引き続き嫌気された。《FA》

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