NYの視点:米フィラデルフィア2月連銀業況指数は1年ぶりの低水準

2014年2月21日 07:03

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記事提供元:フィスコ


*07:03JST NYの視点:米フィラデルフィア2月連銀業況指数は1年ぶりの低水準

米フィラデルフィア連銀が発表した2月の連銀業況指数は-6.3と、昨年2月以来で最低となった。予想外に昨年5月以来のマイナスに落ち込んだ。市場エコノミスト予想の+8.0とのかい離幅は2011年8月以来で最大。項目の中でも主要な新規受注や出荷がマイナスに転落した。雇用者数も昨年11月来の低水準を記録した。6カ月先の見通しでも新規受注は少なくとも過去6カ月間で最低となっている。

■内訳

新規受注:-5.2(1月+5.1)
雇用者数:4.8(10.0)
週平均就業時間:-7.0(-5.3)
仕入れ価格:14.2(18.7)
販売価格:7.6(5.1)
出荷:-9.9(12.1)
受注残:-2.6(-1.0)
入荷遅滞:2.9(-2.8)
在庫水準:3.6(-19.6)

■6カ月先予想

新規受注:35.4(1月38.4)
雇用者数:16.5(17.5)、
週平均就業時間:1.1(5.5)
仕入れ価格:18.2(35.3)
販売価格:16.3(11.8)
出荷:36.0(33.2)
受注残:6.7(11.3)
入荷遅滞:-0.3(-10.6)
在庫水準:4.6(-0.2)

市場で定評のあるゴールドマンサックスのチーフエコノミストはこの結果に驚きはないとの見方。ニューヨーク連銀が週初に発表した2月の製造業景気指数が予想を下振れ昨年11月以来の低水準となっていたため、低調な結果は「予想可能だった」としている。

一方、民間調査会社マークイットが発表した2月の米国マークイットPMI速報値は56.7と予想外にほぼ4年ぶりの高水準を記録。この結果に対し、全国の製造業の活動業況を見極める上では長い実績のあるフィラデルフィア連銀業況指数の結果をより重視するとの見方を示した。フィラデルフィア連銀業況指数の弱い結果はおそらく悪天候が影響したとの見方を示している。

投資家は、悪天候の影響を受けた昨年末から14年度はじめにかけた米国経済指標の低調な結果を重要視しなくなっている。むしろ連邦公開市場委員会(FOMC)の見通しにならい楽観的な見方を強めつつある。《KO》

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