ロボット関連の一角が動意、材料系の銘柄に個人の資金シフト/ランチタイムコメント

2014年2月20日 12:02

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記事提供元:フィスコ


*12:03JST ロボット関連の一角が動意、材料系の銘柄に個人の資金シフト
 日経平均は大幅に続落。248.39円安の14518.14円(出来高概算12億9000万株)で前場の取引を終えた。続落で始まった日経平均は、2月の中国HSBC製造業PMI(速報値)が予想を下回ったことをキッカケに下げ幅を拡大。先物市場での大口売りや円相場は1ドル101円台に突入するなか、日経平均は14500円割れ寸前まで下げている。
 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が全体の8割を占めている。セクターではパルプ紙を除いた32業種が下げており、海運、保険、その他金融、機械、精密機器、非鉄金属、銀行、電気機器などの弱さが目立つ。そのなかで物色は個人主体による材料株にシフト。筑波大学発のロボットベンチャー、サイバーダイン<7779>の東証マザーズ上場承認を受けて、ロボット関連銘柄が軒並み強い値動きをみせていた。
 朝方発表された1月の貿易統計では、貿易収支は2兆7900億円の赤字と、過去最大を大幅に更新。しかし、この発表後も円相場は円安に振れる動きはみせず、市場の関心は中国の経済指標にあったようだ。そのHSBC製造業PMIは48.3にとどまり、市場予想(49.5)を大きく下回った。発表直後には大証225先物は14680円レベルから、一気に14530円辺りまで急落。その後もじりじりと下げ幅を拡大させており、一時14500円を割り込んでいる。
 指数インパクトの大きい銘柄では、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンク<9984>、京セラ<6971>、ホンダ<7267>など総崩れであり、反転は期待しづらいところである。日銀によるETF買いが期待されるほか、5日線レベルまでの下げにより、いったんは下げ渋りが意識される水準でもあるが、積極的なリバウンドは期待薄だろう。一方、ロボット関連の一角が動意をみせている。個人主体の売買が中心であろうが、材料のある銘柄に資金が向かいやすい。(村瀬智一)《FA》

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