ASUSのルータの脆弱性、侵入者が忠告メッセージを書いたファイルを置いて発覚

2014年2月19日 17:03

印刷

記事提供元:スラド

insiderman 曰く、 ASUSのルーターに脆弱性があり、外部からローカルネットワーク内にあるストレージにアクセスされる可能性があることが発覚した(slashdot)。

 Ars Technicaによると、ある男性が自分の外付けハードディスクに見慣れない「WARNING_YOU_ARE_VULNERABLE.txt」というテキストファイルがあることに気付いたという。そのファイルを開くと、そこには「あなたのAsusルーター、そしてドキュメントとはインターネット経由で世界中の誰もがアクセスできる状態になっている」とのメッセージとともに、詳細はhttp://nullfluid.com/asusgate.txtを見ろ、という旨が書いてあったそうだ。

 ASUSのルータには「AiDisk」というFTPサーバー機能や、「AiCloud」という、Webブラウザやスマートフォンアプリからローカルネットワーク内のストレージにアクセスするための機能が搭載されている(PC Watchの記事)。これに脆弱性があった模様だ。ASUS側は問題を修正したパッチをすでに提供しているという。ちなみにこの脆弱性の詳細は2013年6月にseclists.orgに報告されていたそうだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ

 関連ストーリー:
ZTEのADSLモデム「ZXV10 W300」ではtelnetの認証情報がハードコードされていた 2014年02月06日
OCN、ロジテック製無線LANルータの脆弱性を突いた攻撃を受けていた 2013年08月21日
mipsel搭載ルータやモデムを狙い、ボットネット形成するワーム 2009年03月27日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事