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NYの視点:米国景気への期待しぼむ
*07:03JST NYの視点:米国景気への期待しぼむ
米国商務省が発表した米国1月の小売売上高は予想外に2カ月連続のマイナスに落ち込み、下落率が12年6月以来で最大という悲惨な結果となった。この結果を受けて、エコノミストは米国経済の成長率見通しを引き下げている。米ゴールドマンサックスのチーフエコノミストは昨年10-12月期の国内総生産(GDP)の成長率見通しを2.8%から2.4%へ引き下げ。当初は3.2%だった。また、14年の1-3月期GDP見通しは2.3%から1.9%まで引き下げた。年初の見通しは3.0%だった。
米国商務省がGDP算出項目として使用している変動の激しい自動車・建材を除いたコアの小売売上高も前月比-0.3%と、予想外のマイナスに落ち込んだ。12月分も当初の+0.7%から+0.3%へ下方修正された。期待はずれの米国12月、1月の小売売上高は悪天候が響いた可能性が指摘されているものの、天候に影響を受けないオンラインの売り上げも落ち込んでいる。このことから、雇用、オバマケアへの不安や増税の影響が払拭していない可能性もある。
*天候の影響を受ける
デパート :-1.5%
スポーツ用具店 :-1.4%
レストラン、バー:-0.6%
*天候の影響をほとんど受けない
オンラインでの売り上げ:-0.6%
FRBは14年度の米国経済で3%またはそれ以上の成長を予想している。天候が好転すれば、反動で成長ペースの大幅加速を期待するアナリストもいる。しかし同時に、14年に入り米国経済指標が予想を下振れる結果が続いている中、本年の経済がFRBの見通し通り好調な成長を果たして見せることが可能かどうか懐疑的な見方も広がっていることも確かだ。
イエレンFRB議長の上院銀行委員会での証言は悪天候のため異例の延期となった。議長の次回の議会証言では、経済への評価に焦点が集まる。《KO》
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