10日の中国本土市場概況:大幅続伸、需給懸念の後退などで5週間ぶりの高値

2014年2月10日 17:01

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記事提供元:フィスコ


*17:01JST 10日の中国本土市場概況:大幅続伸、需給懸念の後退などで5週間ぶりの高値

10日の中国本土市場は大幅続伸。上海総合指数は前営業日比41.57ポイント高(+2.03%)の2086.07、深セン成分指数は同195.59ポイント高(+2.57%)の7812.16で取引を終えた。

上海総合指数はじり高の展開となり、終値で1月2日以来、約5週間ぶりの高値を付けた。前週末の欧米株高など外部環境の改善が支援材料。中国国内では、年始に再開された新規株式公開(IPO)を巡り、2月に上場審査が一時停止されるとの観測から、需給懸念が後退した。また、中国人民銀行(中央銀行)が週末に発表した四半期ごとの金融政策報告で、流動性管理に注力する方針を示したことも買い安心感につながった。

加えて、財政部などは8日、新エネルギー車の購入補助を2015年末まで延長する方針を表明。これを受けて、エコカー大手の比亜迪(BYD:002594 /CH)がストップ高を付けるなど、自動車セクターが大幅に上昇した。中国では3月初旬に全国人民代表大会(全人代、国会に相当)を控えていることもあり、今後も各種政策への期待感が高まりやすいと指摘されている。

一方、明日以降の相場展開を巡っては、中国の景気動向や人民銀のオペ動向が焦点となる見通し。11日は人民銀の定例オペの日に当たるが、資金供給が継続されるかどうかが注目を集めている。また、12日発表の1月貿易統計では、輸出、輸入ともに大幅な減速が見込まれている状況。旧正月連休を控えた影響も大きいとみられるが、中国の景気減速懸念が再び強まる可能性がある。《KO》

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