決算要因で物色対象は豊富だが全体の方向感は掴みづらく/ランチタイムコメント

2014年2月7日 11:59

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記事提供元:フィスコ


*11:59JST 決算要因で物色対象は豊富だが全体の方向感は掴みづらく
 日経平均は大幅に反発。227.65円高の14382.77円(出来高概算12億8000万株)で前場の取引を終えた。6日の米国市場は大幅に反発しNYダウの上昇幅は今年最大。シカゴ日経225先物清算値は大証比280円高の14430円。また、欧州市場も堅調だったほか、円相場が1ドル102円台に乗せていたことなどを背景に、ギャップ・アップからのスタート。
 ただ、寄り付き直後に14448.14円まで上げ幅を広げた後は、利食いの動きもあってか、高値圏でのこう着となっている。セクターでは東証33業種すべてが上昇しており、海運、繊維、鉄鋼の上昇率が3%を超えている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の8割を占めている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、日東電<6988>、KDDI<9433>などが堅調。
 日経平均は買い一巡後は高値圏でのこう着をみせているが、想定内の値動きであろう。米国では雇用統計に対して楽観的な見方が高まったようだが、やはり結果を見極めたいとする模様眺めムードも強いと考えられる。また、東京都知事選の行方も見極めたいところであろう。
 雇用統計を前にポジション調整の動きも出てくる可能性がある。過度な警戒感の後退から売り方の買戻しも意識されるところではあるが、トレンドを大きく変えてくる動きにはつながらないだろう。来週決算を控えているソフトバンク<9984>は買い先行後は上げ幅を縮めている。ソニー<6758>など決算を手掛かりに物色対象が豊富ななか、短期資金の分散によって全体の方向感も掴みづらくなりそうだ。(村瀬智一)《FA》

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