【編集長の視点】鴻池運輸は続落も初値水準で下値抵抗力を発揮、連続増配をテコに割安修正展開も

2014年2月4日 10:30

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  鴻池運輸 <9025> は、53円安の1402円と4営業日続落している。米国株価、日本株とも続急落し、世界的な株安懸念が強まるなか、目先の利益を確定する売り物が増勢となっている。しかし株価は、テクニカル的には昨年3月15日の新規株式公開(IPO)に形成した初値1404円水準で下値抵抗力を強めており、今3月期の続伸業績や連続増配を見直し上ぶれ期待を強める逆張り余地を示唆している。

■2Q業績を上方修正し年間配当も30円に倍増

  同社の今3月期業績は、売り上げ2279億円(前期比0.1%増)、経常利益76億円(同0.8%増)、純利益41億円(同3%増)と予想されている。配当は、昨年11月に第2四半期(2Q)配当、期末配当とも期初予想の各7.5円が各15円に引き上げられ、年間30円と前期実績の上場記念配当5円込みの15円から連続増配する。2Q累計業績を昨年10月に法人税等の減少、投資有価証券評価損の戻し入れの発生、投資先からの受取配当金の増加などから上方修正したが、これに加えて食品関連や低温物流関連の新規拠点開設による事業拡大、医療関連の新規業務受託、ASEAN諸国での事業強化などが寄与、燃料油価格の上昇を吸収して続伸する。

  同社は、2月10日に今期第3四半期(3Q)決算の発表を予定しているが、この続伸業績を再確認することになる。

■3Q決算発表をキッカケにPBR9倍台、PBR0.5倍の割安修正へ

  株価は、昨年3月に公開価格1020円でIPOされて1404円で初値をつけ上場来高値1778円まで買い進まれ同安値1221円まで調整、この調整幅の半値戻しの初値水準で三角保ち合いが続けていた。PERは9倍台、PBRは0.5倍、配当利回りは2.1%と割り負けており、2月10日の今期3Q決算の発表をキッカケに最高値を目指す上放れ展開が有力となる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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