電通、ポーランドのソーシャルメディアマーケティング会社を買収

　電通は20日、海外本社「電通イージス・ネットワーク」がポーランドのソーシャルメディア・エージェンシー「ソーシャライザー」社（Socializer）の株式100%を取得することで合意したと発表した。

　電通によると、ソーシャライザーは2011年設立。ソーシャルメディアを活用した広告ビジネスや、ソーシャルメディア用のアプリ開発や企業のファンページ運営サービスで急成長し、現在はポーランドのソーシャルメディア・エージェンシーとしてリーディングポジションにあるという。従業員数は130名で、資本金は17万9,000ポーランド・ズロチ（約600万円）。

　電通は、Socializerの買収完了後、同社をポーランドのデジタルエージェンシー「アイソバー・ポーランド（Isobar Poland）」に組み入れ、同国デジタル市場で更なる成長を目指すという。これにより、アイソバー・ポーランドの従業員は350名超となり、ソーシャルメディアに強みを持つ総合デジタルエージェンシーになるという。

　電通グループのメディア・コミュニケーション・エージェンシーであるカラ（Carat）が2013年9月に発表したポーランドのデジタル広告費は、前年比で、2012年は9.1％増だった。2013年、2014年も9％前後の成長が続くと予測しており、その中でもソーシャルメディアは、2012年に40.4%、2013年に26.1%、2014年に24.6%という高い成長率を見込んでいる。