概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は3日ぶり反落、予想以上の利上げを嫌気

2014年1月17日 10:16

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記事提供元:フィスコ


*10:16JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は3日ぶり反落、予想以上の利上げを嫌気
【ブラジル】ボベスパ指数 49696.28 -0.82%
昨日16日のブラジル市場は3日ぶり反落。主要指標のボベスパ指数は前日比409.09ポイント安(-0.82%)の49696.28で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは24、値下がり44、変わらず4と売りが優勢。セクター別では、石油・ガスや消費財が売られた半面、資本財や通信が高い。

前半は堅調な値動きを示したが、中盤から下げ幅を急速に拡大させた。ブラジル中央銀行が市場予想以上に政策金利(セリック金利)を引き上げたことを受け、小売りや不動産、教育など内需関連に売りが集中。中銀は日本時間16日早朝、セリック金利を10.00%から10.50%に引き上げると発表した。これは市場予想の10.25%を上回る。インフレ率が3年連続で政府目標を上回ったことが利上げの理由として説明された。

【ロシア】MICEX指数 1480.73 -0.39%
16日のロシア市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比5.78ポイント安(-0.39%)の1480.73で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは17、値下がり33と売りが優勢。

前半にプラス圏を回復する場面もあったが、中盤から下げ幅を拡大させた。ロシア経済がスタグフレーション(経済活動の停滞と物価の持続的な上昇が同時に進行する状態)に陥っているとの懸念が警戒材料。ロシア中央銀行のクセニア・ユダエバ副頭取は15日、ロシアを含む多くの新興国が経済のスタグフレーションに直面していると指摘し、ロシアにおける一段の金融・構造改革が必要だと強調した。これより先、経済発展省は、向こう3年のロシアの成長率が2.5%前後にとどまると予測していた。

【インド】SENSEX指数 21265.18 -0.11%
16日のインドSENSEX指数は反落。米国市場の上昇を好感して寄り付きは買いが優勢となったが、その後は値を崩した。インド準備銀行(中央銀行)による金利据え置き期待という好材料が市場に織り込まれる中、利益確定売りが広がった。また、決算シーズンが本格化する中で業績内容を見極めたいとの思惑からポジション整理の売りも指数を圧迫した。このほか、今年5月までに実施される総選挙での政権交代機運の低下も投資マインドを冷え込ませた。

【中国本土】上海総合指数 2023.70 +0.02%
16日の上海総合指数は小反発。適格海外機関投資家(QFII)などの機関投資家がA株投資を継続しているとの報道が支援材料。ほかに、スマート技術関連など、政府の環境対策強化で恩恵を受けるとみられる銘柄に物色が向かった。一方、銀行セクターは引き続き低調。上場銀行の増益率が2014年に1桁台まで鈍化するとの観測報道が嫌気された。また、新規株式公開(IPO)再開の第1号となる紐威股フンが翌17日に上海市場に上場することも警戒感を誘った。《FA》

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