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今日の為替市場ポイント:日経平均株価の動向を見極める展開に
記事提供元:フィスコ
*08:16JST 今日の為替市場ポイント:日経平均株価の動向を見極める展開に
昨日16日のドル・円相場は、東京市場では104円56銭から104円92銭で堅調推移。欧米市場では一時104円15銭まで下落し、104円34銭で取引を終えた。
本日17日のドル・円は主に104円台前半で推移か。日経平均株価が大きく下げた場合、ポジション調整的なドル売り・円買いは増加し、ドル・円は104円を下回る可能性がある。
2月9日に投開票が行われる東京都知事選挙では、「脱原発」が主要争点になった感がある。市場関係者の間では、「脱原発」を推進すれば、原油、天然ガスなどのエネルギー資源の輸入量が増加し、日本の貿易赤字はさらに増大するとの見方が少なくない。
それゆえに、円安・ドル高はさらに進行し、2015年にかけて1ドル=120円が視野に入る展開となるとの声が聞かれている。貿易赤字の増大によって日本の11月経常収支は過去最大の赤字を記録しており、円安進行の要因として意識されている。
しかしながら、外為市場関係者の間では、細川氏が勝利して日本株が大きく下げた場合、為替相場の円高反転は十分ありうるとの思惑が浮上している。その理由は、2012年後半からの円安相場は株高期待に起因するものであり、株高期待が消滅した場合、膨大な規模の円の買戻しが発生する可能性があるとみられているからだ。《KO》
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