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注目銘柄ダイジェスト(前場):東芝、グリー、大崎電、エナリスなど
*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):東芝、グリー、大崎電、エナリスなど
東芝<6502>:484円(前日比+22円)
急反発。英国で原発3基の受注が内定したと伝わっている。子会社のWHが2017年にも着工、受注総額は1.5兆円程度とみられている。受注規模の水準から収益寄与も大きいといった見方が先行へ。また、米国市場ではSOX指数が2.3%の大幅上昇となっており、半導体関連としても関心が高まる格好のようだ。
グリー<3632>:1114円(同+15円)
反発。10-12月期営業利益は80億円前後になり、7-9月期比で18%減少したもようとの観測報道が伝わっている。携帯電話向け交流ゲームの課金収入が低迷しているもよう。ただ、市場予想は72億円とされており、同水準を上回っていることで安心感が先行する形となっている。悪材料出尽くし感からの買い戻しの動きも強まる格好に。
大崎電気工業<6644>:645円(同+100円)
ストップ高。いちよしではレーティングを「B」から「A」に格上げ、フェアバリューを500円から900円に引き上げている。電力会社がスマートメーター導入を本格化すること、東京電力<9501>が導入を前倒しすること、海外企業参入の影響は限定的とみられることなどを背景に評価を高めているようだ。来期営業利益は45億円で今期予想比4.5倍を予想している。
ユーシン<6985>:712円(同-114円)
急落。同社は前日に前11月期の決算を発表、営業利益は17.9億円で前期比32%減益、従来予想の40億円を大幅に下回る着地となっている。今期は同90%増益の34億円を予想しているが、四季報予想の60億円などを大幅に下回っている。生産移管作業の遅延に伴う生産効率の低下、新興国市場での景気悪化の影響などが業績大幅下振れの背景に。
大平洋金属<5541>:392円(同+23円)
大幅反発。世界最大のニッケル鉱石輸出国であるインドネシアでは、ニッケルの輸出禁止措置を発表しており、ニッケル価格は先週末から上昇する格好になっている。ニッケル市況の動向と連動性が高い同社の手掛かり材料につながる。ニッケル市況の低迷などを背景に、足元の株価はこれまで冴えないパフォーマンスとなっていた。
IGポート<3791>:1780円(同+79円)
3日続伸。上期営業利益は2.1億円となり、従来予想であった3100万円を大きく上回って着地したことが好感されている。同時に、通期の営業利益見通しを2.9億円から4.0億円へと大幅に上方修正している。映像製作事業ではテレビ用アニメ「進撃の巨人」や「黒子のバスケ第2期」などを製作したほか、利益率の高い版権事業の好調などが利益面の押し上げ要因に。
ウエストHD<1407>:1440円(同-70円)
売り先行。9-11月期営業利益は前年同期比8.7%減の12.2億円、最終利益は同4.6%減の6.0億円となったことが嫌気されている。上期営業利益は35%の増益が見込まれており、第1四半期の減益決算にネガティブなインパクトが先行へ。メガソーラーなど産業用の太陽光発電システムの需要は好調に推移したものの、大幅な円安進行を背景に材料価格が上昇したことが利益率の悪化につながったようだ。
メイコー<6787>:878円(同+18円)
反発。銅の使用量を半減できるプリント基板の製造手法を開発したと報じられたことが材料視されているようだ。電子回路を配線する際に使う銅の使用量が減り、基板を低コストで製造できるほか、銅を含む廃液が減るため環境負荷も軽減できると。車載用電源機器など大きな電流を扱う機器に向けて、2014年度中の量産出荷を目指すとも伝わっており、業績押し上げ効果に期待感が先行へ。
3Dマトリックス<7777>:4020円(同+700円)
ストップ高。子会社が欧州における吸収性局所止血材「TDM-621」の販売開始に必要なCEマークの指令適合について、第三者認定機関から認証を受けたと発表したことが材料視されている。CEマークは、EU加盟国で医療機器を流通させるために製品への表示が義務付けられている安全規格に適合していることを示すマーク。CEマークの指令適合を受けて、EU加盟国域内で「TDM-621」の製品販売の開始が可能となる。
エナリス<6079>:2122円(同+351円)
強い動き。同社のほか、省電舎<1711>やファーストエスコ<9514>、グリムス<3150>などが急伸となり、省エネ支援関連の上昇が目立っている。来月の東京都知事選に向けて細川元首相が立候補を表明し、小泉元首相と「脱原発」を主要争点とする方針を示しており、再生可能エネルギー関連や省エネ支援関連には思惑的な物色が強まる格好に。《KO》
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