《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!

2014年1月14日 08:57

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記事提供元:フィスコ


*08:57JST 《一読必須》今日の日経平均はこうなる~フィスコ・アナリスト別予想!
【大幅安となる】15450-15650円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、利益確定の流れが先行しそうだ。先週は25日線がサポートとして意識され、昨年12月半ばに空けていたマド上限での踏ん張りをみせていたが、ギャップ・ダウンで一気にマド下限レベルへ。これにより、アイランド・リバーサル形状(上昇中なら天井のサインとなりやすい)を残す可能性は意識しておきたいところ。

ボリンジャーバンドでは12390円辺りに位置する-1σが意識されてくる。ただ、足元では-1σでのボトム形成がみられており、同水準からのリバウンドは期待されるところ。ギャップ・ダウン後は12月半ばに空けたマド下限での攻防から、15450-15650円のレンジを想定する。

【大幅安となる】投資家心理の悪化を警戒=フィスコ田代 昌之
円建てCME先物の清算値は先週末の日中大証比425円安の15495円。為替市場では、ドル・円は103円台を挟んだ動き、ユーロ・円は140円70銭台とともに円高に振れている(8時25分時点)。12月の米雇用統計下振れを受けて厳しい外部環境に。寄付きの日経平均はギャップ・ダウンでのスタートとなるが、売り一巡後は15500円レベルでの攻防となろう。昨年末に指数を押し上げていた買い主体が売りを進めるとじり安の展開も。日銀によるETF買いが下支えとなる一方、個人投資家の積極的な姿勢が引続き見られるか注目となる。また、跳ね上がる可能性が高い日経VI(ボラティリティー・インデックス)が一時的な動きに留まるかも注視したいところ。

突破したばかりの96年高値を起点とした長期的な上値抵抗ラインを下抜けることから、テクニカル面では先高感が剥落となろう。1回や2回下抜けるのは問題ないが、15600円レベルがネックとなると調整局面は中長期的な流れとなる可能性も。NISAでの買い需要や米系年金と観測される海外ロングマネーの流入などを考慮すると、このシナリオは回避できるとの見通しだが、米決算発表が本格化するなか米株がさえない動きとなれば、指数上昇への警戒感は強まることとなる。

【大幅安となる】大幅反落となりそうだ=フィスコ伊藤 正雄
週明け、13日の米国株式は下落。朝方は小動きで始まったものの、今週から本格化する主要企業の10-12月期決算への警戒感が強まっているほか、ゴールドマン・サック スが米国株式相場に慎重な見方を示したことで、終日軟調推移となった。

セクター別ではテクノロジー・ハード・機器を除き、耐久消費財・アパレルやメディアを中心に全面安となった。アトランタ連銀のロックハート総裁が、更なる量的緩和縮小を支持すると発言したことも相場の下落要因となった。

CMEの225先物は大証の日中終値より425円安い15495円で取引を終了。NY時間での高値は15665円、安値は15430円、上下のレンジは235円。為替市場では、ドル・円、ユーロ・円ともに大幅に下落して戻ってきた。本日は大幅反落となりそうだ。《MI》

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