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前場に注目すべき3つのポイント~個人の物色意欲は強そう、中小型株での値幅取りに
*08:21JST 前場に注目すべき3つのポイント~個人の物色意欲は強そう、中小型株での値幅取りに
14日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:弱気シグナル点灯か、中小型株の底堅さ見極め
■外資系証券の注文動向:差し引き120万株の売り越し
■前場の注目材料:足元の円安一服で資金は高配当や業績安定感の強い内需株に向かいやすい
■弱気シグナル点灯か、中小型株の底堅さ見極め
☆日経225想定レンジ:上限15650円-下限15450円
連休明け14日の東京市場は売り先行の展開になろう。13日の米国市場は、ゴールドマン・サックスが米国株式相場に慎重な見方を示したことが嫌気され、ダウは大幅に下落。シカゴ日経225先物清算値は大証比425円安の15495円となり、日経平均はこれにサヤ寄せする格好でのギャップ・ダウンから始まることになる。
日経平均は25日線をサポートとした反転が期待されていたが、ギャップ・ダウンで当該水準を割り込んでくることで、アイランド・リバーサル(上昇中なら天井のサインとなりやすい)形状を残す可能性は意識しておきたいところ。また、米国では、足元の寒波によって経済への影響が警戒されやすい。再びQE縮小ペースが低下するとの見方に向かわせることにもなりそう。
為替市場ではドル・円が一時102円台をつけ、2013年12月18日以来約1ヶ月ぶりの水準に上昇した。前週末発表の米雇用統計が市場予想を下回り、米量的金融緩和策の縮小も緩やかなペースになるとの思惑が強まっている。
一方、日経平均は不安定な値動きをみせようが、東証2部指数、ジャスダック平均、マザーズ指数などは相対的に強い動きをみせそうだ。NISA(少額投資非課税制度)開始による新規資金流入期待などから個人の物色意欲は強そうである。先物の動きに惑わされず、目先は決算を手掛かりとした個別対応になろう。
■外資系証券の注文動向:差し引き120万株の売り越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り2300万株、買い2180万株、差し引き120万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
1月6日(月):1370万株の買い越し
1月7日(火):120万株の買い越し
1月8日(水):1250万株の買い越し
1月9日(木):860万株の買い越し
1月10日(金):260万株の買い越し
■前場の注目材料
・米12月雇用統計を受けたドル売りが継続、ドル・円は一時102円台に
・足元の円安一服で資金は高配当や業績安定感の強い内需株に向かいやすい
・先物注視のなか、値動きの軽さを材料とした中小型株物色は継続か
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:50 11月経常収支(予想:-3689億円、10月:-1279億円)
08:50 12月上中旬分貿易収支
08:50 12月対外及び対内証券売買契約等の状況《KO》
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