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9日の米国市場ダイジェスト:ダウは17ドル安、雇用統計控えて上値が重い
*07:29JST 9日の米国市場ダイジェスト:ダウは17ドル安、雇用統計控えて上値が重い
■NY株式:ダウは17ドル安、雇用統計控えて上値が重い
NYダウ ナスダック
終値 :16444.76 終値 :4156.19
前日比:-17.98 前日比:-9.42
始値 :16471.41 始値 :4179.04
高値 :16525.35 高値 :4182.74
安値 :16378.61 安値 :4142.70
9日の米国株式相場は下落。ダウ平均は17.98ドル安の16444.76、ナスダックは9.42ポイント安の4156.19で取引を終了した。朝方発表された週間新規失業保険申請件数が僅かながら予想より少なかったことで買いが先行したものの、10日の雇用統計への警戒感から売りに押される展開となった。セクター別では、運輸や食品・生活必需品小売が上昇する一方、電気通信サービスやテクノロジー・ハード・機器が下落した。
航空大手のデルタ航空(DAL)やユナイテッド・コンチネンタル(UAL)は、JPモルガンがセクター全体に強気の見方を示したことで上昇。小売のメーシーズ(M)は人員削減や5店舗閉鎖などのリストラ策と同時に、強気の業績見通しを示し、堅調推移となった。会員制卸売のコストコ(COST)は、好調な12月の既存店売上高を発表して上昇した。一方で、家庭用品小売のベッド・バス&ビヨンド(BBBY)は、決算が予想を下回り、業績見通しも引き下げたことで下落。アパレル小売のエルブランズ(LB)は、12月の既存店売上が冴えず、軟調推移となった。
なお、マーケット終了後にアルミニウムのアルコア(AA)が発表した10-12月期決算は、アナリスト予想を下回り、時間外取引で下落して推移している。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は104円80銭、米国債券利回りの低下に伴うドル売り
ドル・円は105円03銭から104円57銭まで下落し104円80銭で引けた。米国債券利回りの低下に伴うドル売りや株安に連れたリスク回避の円買いが優勢となった。また、米労働省がワシントンで10日に予定している米12月雇用統計の発表を控えて利食いも見られた。
ユーロ・ドルは、1.3634ドルへ上昇後、1.3548ドルまで急反落し1.3600ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が定例理事会で金融政策の据え置きを決定したのちユーロ買いが優勢となったが、ドラギECB総裁が会見で追加利下げや量的緩和(QE)導入の可能性を示唆したためユーロの売り戻しが加速。ユーロ・円は、欧日金利差の縮小観測で143円03銭から142円05銭へ下落した。
ポンド・ドルは、1.6453ドルから1.6497ドルのレンジで上下。ドル・スイスは、0.9124フランまで上昇後、0.9066フランへ反落した。
■NY原油:続落で91.66ドル、13年5月以来の安値を更新
NY原油は続落(NYMEX原油2月限終値:91.66 ↓0.67)。91.24ドルまで下落し、13年5月以来の安値を更新した。米国内供給の拡大や需要の鈍化観測が圧力となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.83ドル +0.25ドル(+1.51%)
モルガン・スタンレー(MS) 31.55ドル -0.01ドル(-0.03%)
ゴールドマン・サックス(GS)177.40ドル -1.04ドル(-0.58%)
インテル(INTC) 25.31ドル -0.12ドル(-0.47%)
アップル(AAPL) 536.52ドル -6.94ドル(-1.28%)
グーグル(GOOG) 1130.24ドル -10.99ドル(-0.96%)
フェイスブック(FB) 57.22ドル -1.01ドル(-1.73%)
キャタピラー(CAT) 89.71ドル +0.57ドル(+0.64%)
アルコア(AA) 10.69ドル -0.14ドル(-1.29%)※時間外-3.65%
ウォルマート(WMT) 78.09ドル +0.26ドル(+0.33%)《KO》
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