日経平均は9日続伸、長期トレンド転換が期待されてくる【クロージング】

2013年12月30日 16:03

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記事提供元:フィスコ


*16:04JST 日経平均は9日続伸、長期トレンド転換が期待されてくる【クロージング】

30日の日経平均は9営業日続伸となり、112.37円高の16291.31円(出来高概算29億1000万株)で取引を終えた。一時16320.22円まで上げ幅を拡大する局面をみせており、年初来高値を更新しての大納会となった。大引けにかけてインデックスに絡んだ買いが入り、日経平均を押し上げた格好だったが、規模別指数では小型株指数の強さが目立つなど、個人主体のNISA(少額投資非課税制度)に絡んだ買い需要が多かったように見受けられる。先回り的な買いによる反動も警戒されそうだが、待機資金とされるMRF(マネー・リザーブ・ファンド)の純資産残高は過去最高の10兆円に迫る水準と期待は大きいだけに、需給関係は直ぐには崩れないだろう。

今回の年末・年始の休場は12月31日から1月5日までの6日間。その間に1月2日には米国でISM製造業景況指数が発表され、事前予想は11月に続いて50を上回るとみられる。3日にはバーナンキFRB議長講演が予定されている。ISM製造業景況指数が予想を上回ってくるようだと、翌週の10日には12月の雇用統計を控えていることもあり、景気回復への期待が高まる。米国の緩和縮小に対し、日本の追加緩和期待となるなか、為替市場ではよりドル高・円安の流れがはっきりしてくる可能性がある。円安を背景とした景気回復期待が先高期待をより高めることになろう。

また、短期的なテクニカルには過熱感も意識されやすいだろうが、日経平均の年足では1991年以降の上値切り下げトレンドの上限を捉えている。年初が好スタートを切ってくるようだと、長期トレンド転換が期待されてくる。《KO》

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