【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ティムコは11月急伸後の調整中、低PBRに見直し余地

2013年12月16日 09:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ <7501> (JQS)の株価は、足元でやや軟調展開となったが、ボックスレンジ下限に到達して下値を確認した形だ。反発のタイミングだろう。低PBRに見直し余地があり、きっかけ次第で動意付く可能性がありそうだ。

  フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売を展開している。フィッシング用品は一部地域で放射線風評被害の影響を残しているが、アウトドアブームも追い風として、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。

  前期(13年11月期)業績(非連結)見通し(7月3日に減額修正)は売上高が前々期比4.5%増の29億29百万円、営業利益が23百万円(前々期は6百万円の赤字)、経常利益が29百万円(同3百万円の黒字)、純利益が10百万円(同79百万円の赤字)としている。第3四半期累計(12年12月~13年8月)は悪天候の影響、一部在庫品の値下げ販売、アウトドア直営店出店に伴う販管費増加などで営業損益が悪化したが、通期ベースでは挽回が期待される。

  来期(14年11月期)については、富士山の世界文化遺産登録や20年東京夏季五輪開催決定の効果で、登山・アウトドア・スポーツ関連ブームの盛り上がりが期待され、さらに福島第一原発の汚染水問題が解決に向けて動き出せば、放射線風評被害の影響を受けていたフィッシング関連の需要回復に繋がるだろう。収益改善が期待されそうだ。

  株価の動きを見ると、11月21日に動意付いて前日比49円(8.45%)高の629円まで急伸する場面があったが、人気が続かず急反落した。さらに11月期末配当権利落ちも影響して、12月12日には551円まで調整する場面があった。ただし7月~8月の安値圏550円近辺にタッチして下値を確認した形だろう。

  12月13日の終値560円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想EPS3円55銭で算出)は158倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前々期実績BPS2374円43銭で算出)は0.2倍近辺である。週足チャートで見ると、時折動意付く場面があるが、大勢としては550円~600円近辺でのボックス展開であり、足元ではレンジ下限に到達して反発のタイミングのようだ。低PBRにも見直し余地があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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